おかもとまり、「大麻事業はじめました」で辞職勧告の結婚相手市議を擁護「支えたい…」

 元タレント・おかもとまりの夫で埼玉県志木市の与儀大介市議が、遅刻や無断欠席、SNSでの発信で議員としての品位を著しく傷つけたなどとして、市議会に辞職勧告決議案が提出され、可決された。

 与儀議員は先月の全員協議会に参加せず、ゴルフを楽しむ様子を自身のSNSで発信。また、“大麻解禁”を訴え、タイで大麻ショップを経営しながら、「議員なので大麻事業はじめました」などとツイートし、物議を醸していた。

 決議案では「市民の信頼を回復するため直ちに市議会議員を辞職することを強く求める」としているが、与儀議員は、メディアの取材に対し「今後も私の政治信条にのっとって、活動を続けていく」と辞職はしない考えを明らかにしている。

 辞職勧告決議案が可決され、メディアに過去の発言が取り上げられたからだろうか、与儀議員は12日になって自身のXを更新。「【“医療”大麻事業から身を引きます】」と題した記事を投稿。「“大麻議員”と言われてしまうので、家族を想い退くことにします」と大麻事業から撤退することを表明。ところが「そもそも、大麻治療が選択肢としてあるべきなのに、厚労省が当たり前のように覚醒剤やシンナーと同等に扱っている事は違和感がありました」などと、どこか不満があるようなツイートに、ネット上では呆れる声が上がっている。

 与儀議員とおかもとは今年3月に長男を連れて行ったバーベキューで顔を合わせ意気投合。約9ヵ月のスピード婚になる。おかもとは2015年に長男を出産後離婚し、心の病気を負いながらシングルマザーとして育児と仕事をしてきたこともあり、ファンからは祝福の声が続々と寄せられていたが、お相手の与儀議員はタイで大麻ショップを経営するほかにも、市議当選後に「デリ事業もやります」「大麻合法化のためにバーを開店したい」などと発言。一部のファンからは結婚生活を心配する声が上がっていた。

 社会部記者が語る。

「決議には法的拘束力はありませんが、与儀議員は『議員報酬を全額、福祉事業など自治体の手の届かない部分に使っていきたい』と表明し、市議を辞めるつもりはないことを表明しています。12日21時から立ち上げた『地域起業党』の説明と合わせて、何でも質問を受け付けるライブを開催すると告知しましたが、その後、テレビ局の取材が入ったことを理由に、結局、延期しています」

 おかもとは12日、自身のXを更新し、「彼は勘違いされる言動もありますし、それは本人の至らない点ですが…」としながらも、与儀議員が8日に「地域起業党」を設立したことを評価。「自分のお金より、地域への貢献を優先する思考は支持しますし、支えたいです」と、夫に寄り添う姿勢を見せている。

 2020年4月の市議会議員選挙では「無投票」で当選を果たした与儀議員。来年4月22日には任期満了を迎えるが、果たして次の選挙では市民の支持を得られるのだろうか。

(ケン高田)

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