「読めなかったじゃないですか!」古舘伊知郎の追及に「予報士いじめ」の指摘

 11月8日放送の情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」(TBS系)で、気象予報士に対し厳しめの質問が飛び交う一幕があった。特に、コメンテーターとして出演しているフリーアナウンサーの古舘伊知郎(68)からの質問には《“気象予報士いじめ”だ》と視聴者から批判的な感想が多く寄せられた。

 この日の放送では、まず初めに天気の話題をピックアップ。11月に入りここ数日、記録的な暑さとなっていたが、週末には一転して冷え込みが厳しくなり、12月上旬並みの寒さになることを取り上げた。この日の天気コーナーを担当したのは、気象予報士の桜沢信司氏。同番組は他番組と比べてもかなり長尺でお天気コーナーを放送しているが、この間、スタジオには冬の寒さよりも冷たい空気が流れることがしばしばあるのだという。

「コーナーの序盤、ジャーナリストの石塚元章氏が『今年一番の寒気』という表現について、揚げ足を取るような質問をしました。気象予報士の桜沢氏がこれにタジタジになりながらも答える様子を見て、出演者たちは『石塚さんと桜沢さんの緊張関係は初めてみた』『いつもは清原さんとバチバチなんですけど』などとガヤ。この『清原さんとバチバチ』というのは、国際弁護士で気象予報士の資格も持つ清原博氏がコメンテーターとして出演している回において、スタジオは“ダブル気象予報士”状態となり、メインの気象予報士の面目を潰してしまうよう言動が度々見られた事を言っているのでしょう。スタジオの凍てついた空気を察した石塚氏は『すみませんでした』『責めてるつもりはない』と謝罪し、場を収めました」(テレビ誌ライター)

 “バチバチ”はこれだけに終わらず、古舘伊知郎からも失礼な質問が飛び出した。

「その後、気を取り直して天気情報を伝える桜沢氏を『ちょっといいですか』と止めた古舘は『寒気が週末にくるという予報はしっかりできるじゃないですか。でも、昨日までの異常な暑さっていうのは読めなかったじゃないですか!』と、季節外れの暑さを予報できていなかったとも言いたげな質問を投げかけました。これにMCの石井亮次アナは『ハッキリ(反論を)言った方がいいですよ!』と桜沢氏の肩を持つようにフォローしたものの、結局、コメンテーター席の清原弁護士が季節外れの暑さについて予報しづらい理由を解説。その間、気まずそうに何度も瞬きする桜沢氏に古舘は『桜沢さんの立場がなくなっちゃった』と茶化すという一幕がありました」(前出・テレビ誌ライター)

 一連のやり取りに視聴者からは《気象予報士をいじめるの楽しいの?》《古舘さん性格悪すぎる。老害だよ》《気象予報士に求められるものが多すぎて可哀想》《視聴者面白いと思ってないよ。天気情報を普通に聞かせて》《古舘さん、イヤなおじいちゃんになっちゃったね》など、批判のコメントがSNS上に寄せられた。

 お決まりのネタのように気象予報士をイジっているが、視聴者からの心象は良くないようだ。

(浜野ふみ)

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