「古舘さんよく言った」「ずっとモヤモヤしてたのスッキリした」などと視聴者から称賛の声を集めたのは、フリーアナウンサーの古舘伊知郎。3月12日放送の「ゴゴスマ-GO GO!Smile!」出演中に番組のテロップに“いちゃもん”をつけた一幕が話題になっている。
この日の放送で取り上げたのは、東京ドームでの開幕戦を3月18日に控えるドジャース。14日に行われる公式戦を有料で一般公開することになったのだが、12日にチケットが販売されるや、瞬く間に完売。「ゴゴスマ」のスタッフ6人がアクセスするも、結局、購入は叶わなかった。
これに「ちょっと言葉でひっかかりますね」と異を唱えたのは古舘。「この野球というものに関しての“公式練習”というのは恋愛リアリティショーみたいな感じで、公式ってなんだろうって思ったり」と述べてこう続けた。
「この番組もそうだけど、『大谷翔平いよいよ明日来日』でしょ。凱旋でいいじゃん。来日っていうのはちょっと」
番組MCの石井亮次アナウンサーは「ああ、確かに」と頷き、「外国人選手だったら来日でもいいけど…凱旋ですね」と反応。古舘に「いちゃもん、ありがとうございます」と皮肉まじりに感謝してスタジオは笑い声に包まれた。
「番組の右上には『大谷翔平らいよいよあす来日!』というテロップが表示されていました。たしかに主語がドジャースなら『来日』でいいと思うのですが、日本人の大谷選手が『来日』というのは明らかな誤用。しかし驚いたのはその後。古舘さんの“いちゃもん”がさく裂して数分後には、『大谷翔平らいよいよあす凱旋』に変更されていたのです。スタッフがすぐさま対応したことで、ネット上でも『凱旋のほうがしっくりくる』『スタッフやるな』などと称賛の書き込みが見られました」(メディア誌ライター)
1977年にテレビ朝日に入社し、プロレスでは数々の名実況を生み出した古舘。日本語の誤用には人一倍敏感なようだ。
(石川ともこ)