元プロ野球選手の鳥谷敬氏といえば、現役時代はショートとサードの２つのポジションでゴールデングラブ賞を受賞した守備の名手。引退後も野球解説のかたわらTBS系ドラマ「下剋上球児」で俳優デビューを果たすなど、マルチな活躍を見せている。
そんな鳥谷氏が11月2日放送のTBS系「ゴゴスマ～GOGO！Smile！～」に出演。空気を読まないド直球のコメントがネット上で話題をさらった。
３連休を前にしたこの日、番組で取り上げたのは「激安遊園地」と知られる愛知県にある刈谷市交通児童遊園。CBCテレビの光山雄一朗アナが、現地から中継リポートで、ゴーカートやグレートポセイドン（バイキング）といった乗り物が１回50円という破格の安さを紹介。光山アナがキッズコースターに乗る映像が流れる中、番組ＭＣの石井亮次アナが、「鳥谷さん、お子さんが５人、どうでしょうか？ 50円で乗れますよ」と話を振ると、鳥谷氏は「いや、いちばん上（の子）が高校生なんでね。ちょっと…」とコメントしていた。
その後、光山アナはこの激安遊園地について「交通ルールを学べる公園」「営利目的ではない」「昭和50年から50円」と深掘り解説。９種類の遊具を楽しんで500円だったと振り返り、「ワンコインで楽しめちゃう。お子さんが5人いらっしゃる鳥谷さん、改めて、このような遊園地、いかがですか？」と質問すると、鳥谷氏は苦笑いを浮かべて「いや…、行きたいですかね…」とコメント。正直すぎる（？）コメントに、石井アナから「コラ！」とツッコミが入る中、鳥谷氏は「いちばん下は小学生なんで小学生の子供は楽しめるかもしれない」とフォローしていた。
「同じ愛知県にあるレゴランドの１DAYパスポートは19歳以上で4500円から。料金変動制を採用している大阪のＵＳＪとなると、１万円近いチケット料金がかかる日もあります。そう考えると、40年以上、１回50円を貫き続けている刈谷市交通児童遊園の取り組みは立派の一言。たしかにチープな感じは否めませんが、『行きたいですかね』と率直な意見を発したことで、ネット上では『正直すぎる』『鳥谷さんのコメントひどいな』といったリアクションが寄せられていました」（メディア誌ライター）
番組のエンディングでは、オリックスと阪神がともに２勝で迎えた日本シリーズ第５戦について、「今日どっちが勝つかによって、かなり有利になる」とこれまたド直球のコメントで締めた鳥谷氏。今後は庶民に寄り添うコメントが求められそうだ。
