元阪神・鳥谷敬「日曜劇場」出演で気になる演技力「本格的な俳優転身もある」

 大作映画並みの制作費を投じ、今年最大のヒットドラマとなったTBS日曜劇場「VIVANT」。一方、10月から放送される「下剋上球児」(15日スタート)は、10年連続県大会初戦敗退から18年の夏の甲子園に初出場を果たした、三重県立白山高校(ドラマでは越山高校)野球部の軌跡を追った菊池高弘氏の同名のノンフィクション本が原案だ。日曜劇場らしい骨太のサクセスストーリーとなっている。

 キャストは主演の鈴木亮平をはじめ、黒木華や生瀬勝久、小泉孝太郎、小日向文世、松平健など、「VIVANT」に勝るとも劣らない豪華さだが、中でも大きな話題を呼んだのは本作が俳優デビューとなる鳥谷敬だろう。21年シーズンまで18年間、阪神と千葉ロッテでプレーし、通算安打は2099本。連続試合出場記録は鉄人・衣笠祥雄氏に次ぐ1795試合で歴代2位の、言わずと知れた球界のレジェンドだ。

 元プロ野球選手で日曜劇場に出演するのは、「ザ・ドクター」で準主役に抜擢された長嶋一茂がおり、鳥谷で3人目となる。ちなみに鳥谷の役柄についてわかっているのは、下川原祐一という人物を演じるということのみで、詳細はまだ明かされていない。

 少し前までは母校・早稲田大学野球部の先輩である岡田彰布監督率いる阪神に、来季入閣するという噂も流れていたが、今回のドラマ出演で球界への復帰の可能性は当分はなさそうだ。ただ、このまま俳優に転向するのかといえば…、

「実際に彼の芝居を見てみないと何とも言えませんが、実業団ラグビーチームを舞台にした『ノーサイド・ゲーム』(19年)に出演した元日本代表の廣瀬俊朗のような『経験者枠』でのオファーだったはずです。でも、鳥谷はバラエティ番組などテレビの仕事にも思った以上に意欲的でスタッフの評判も悪くない。俳優業が面白いと本人が感じたら本格進出もあるでしょう」(民放プロデューサー)

 阪神OBの俳優としては、89年から96年まで中継ぎ投手として活躍した嶋尾康史がいる。バイプレーヤーとして数々のドラマ・映画に出演し、現在は演出家としての顔を持つ。鳥谷が今後をどう考えているのかは不明だが、日曜劇場が自身のキャリアの大きな転機となる可能性は高そうだ。

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