母校・中京学院大中京をスタンド応援!SB松田宣浩が味わった「甲子園の悲劇」

 やっぱり“熱男”は一味違った!?

 ソフトバンクの松田宣浩選手が8月20日、第101回全国高校野球選手権大会が行われている甲子園球場を訪れ、自身の母校である中京学院大中京(岐阜)VS星稜(石川)の準決勝を現地観戦したことが野球ファンの間で話題になっている。

 この日、ソフトバンクは試合がなく休養日であったものの、松田選手がスタンドに登場すると、現場は大混乱。松田選手の存在に気付いたファンが写真撮影や握手を求めたりと大騒ぎになったが、笑顔で対応していたとのこと。

 試合は惜しくも敗れてしまったものの、毎日新聞のインタビューに松田選手は「1年生の小田(康一郎)君が攻守で頑張っている。楽しそうで強くて、良いチームだ」と、3回戦の東海大相模戦で勝ち越し打を放ったスーパールーキーの名前を挙げて、母校のチーム力を称賛した。

 松田選手が母校の応援で甲子園に来るのは初めてというが、このサプライズ応援に関しては《マッチはやっぱりカッコいい!》《野球や後輩への愛情がなければ応援には行かないよね》《実際に聖地に足を運ぶとは脱帽です》など、野球ファンからの賛辞が相次いでいる。

「甲子園を訪れ、ネット裏や関係者席などで母校の応援をするプロ野球選手は多くいますが、日本を代表する三塁手が母校の応援スタンドに現れるのは異例のこと。松田選手も2年生時の00年夏の選手権にチームの主力として遊撃手で出場。初戦の那覇(沖縄)戦で延長11回表に相手打者が放った三遊間への深い当たりになんとか追いつくも、焦りながら送球したため悪送球となり、その間に相手二塁走者が勝ち越しのホームイン。結果的にこれが決勝点となり、初戦敗退を喫するという苦い経験をしています。当時の自分と重ねながら、後輩たちの勇姿を見守ったことでしょう」(スポーツ紙記者)

 後輩たちの頑張りを目に焼き付けて、後半戦も頑張れ熱男!

(田中康)

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