第105回全国高等学校野球選手権大会で、107年ぶりの優勝に沸いた慶應義塾高校。中でも注目されたのは、1番センターで全試合に出場した3年生の丸田湊斗選手だ。
さらさらの髪をなびかせ爽やかな笑顔を振りまく姿は、その美肌もあって“美白王子”の異名も。現在台湾で開催されているU18高校日本代表W杯では打率1割台と苦戦しているが、気になるのは今後の進路だ。関係者によると今秋のドラフトではプロ志望届は出さず、このまま慶應義塾大学に進学するのだという。
「慶応高から直接プロ入りを選択する選手はこれまでもほぼいません。そのまま大学に進み六大学野球でプレーするのが既定路線。丸田選手がプロ入りするとしたら大学卒業後ですが、その可能性は何ともいえないというのが正直なところ」(スポーツ紙デスク)
丸田選手の今後については、注目する球団はあるものの現時点ではドラフトにかかる実力があるかどうかは微妙なラインだ。4年後の丸田について「日刊ゲンダイ」は、球団スカウトの話として《成長次第ではあるが、将来のフロント幹部の候補にもなりうる存在なので、指名する球団はゼロではない》と報じている。
中でも、注目されるのが阪神の動きなのだとか。
「丸田のお父さんは兵庫出身で阪神ファンとのこと。なので父親の影響で丸田が阪神に特別な思いを抱いている可能性はあるでしょうね。この夏に甲子園で一躍スターになった丸田にしても、また甲子園の熱い声援の中でプレーしたいと思ってもおかしくないでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)
はたして、慶應のプリンスが阪神のプリンスとして再び甲子園に戻ってくることはあるのだろうか?
(石見剣)