世界陸上V逸に「あのままじゃ国に帰れない」、関口宏に「戦前か」「時代錯誤」

 女子やり投げで北口榛花選手がフィールドおよびトラック競技では初となる金メダルを獲得するなど、数々の名場面が生まれた今年の世界陸上(ブタペスト)。8月28日(日本時間)にすべての日程を終えたが、9月3日放送のTBS系「サンデーモーニング」がおよそ1週間遅れで伝えたのは女子4×400メートルリレー。結果的にはオランダチームの金メダル獲得となったが、司会を務める関口宏のコメントに、ツッコミが寄せられている。

 8月27日(日本時間)に行われた決勝のレース。第三走者から3位でバトンを受けたのはアンカーのF.ボル選手。じつは同選手は大会1日目に行われた混合4×400メートルリレーに出場。アンカーとして力走を見せ、最後の直線でトップを走っていたが、ゴールの直前でまさかの転倒でV逸。「途中棄権」となり、金メダルはおろか銅メダルも逃すこととなった。

 番組では改めて女子4×400メートルリレーのボル選手の走りを紹介。ラスト100メートルからイギリスのイヤギン選手、そしてトップのジャマイカのウイリアムズ選手を追い抜き、みごとトップでゴールした。スポーツコーナーを担当する唐橋ユミアナは「(混合のレースでは)ゴール前で転倒した悔しさを最終日に大逆転で晴らす金メダル。最高の形で大会を終えました」と伝えた。

 スタジオでは元メジャーリーガーで御意見番の上原浩治氏がすぐさま「あっぱれ、あげてください」とリクエスト。これに関口も「あっぱれだよね〜。アレ、あのままじゃ国に帰れないよ」と述べると、上原氏は苦笑いして「すごい悔しい思いだったと思うんですけど、それを金メダル」と称賛していたが…。

「金メダルを逃していたら国に帰れなかったという発言に、ネット上では《戦前か》《いつの時代の話?》といったコメントが殺到していました。1936年のベルリンオリンピック、200メートル平泳ぎで日本人女性初の金メダリストとなった前畑秀子さんは、『死んでも勝ってこい』と送り出され、のちに『負けたら死んでおわびしようと…』と語っていました。あえて名前を出しませんが、テニスで世界3位にまでのぼりつめた日本人名プレーヤーは1934年、日の丸を背負うプレッシャーから、船から投身自死を遂げています。国際大会でメダルを逃したことで、祖国に帰れないというのは、まさに戦前の発想と言えるかもしれません」(スポーツジャーナリスト)

 国を代表するアスリートにはのびのびと競技に集中してほしいものだが…。

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