“4月入社”新人アナ「初鳴き素顔」をウラ実況(1)フジ伝統の「パン」が6年ぶりに復活

 初鳴き─。新人アナウンサーが初めて声を電波に乗せる人生で一度きりのイベントだ。4月入社のホープが各局でヴァージンボイスを響かせる中、元アイドルからコンテスト出身者、学生デビュー組まで、ぴちぴちルーキー7人の素顔をウラ実況。テレビ界で羽ばたく“ポスト水卜ちゃん”は誰か。

 今年度、民放キー局に入社した新人女子アナはなかなか大豊作と評判だ。とりわけ注目される存在が、アイドルグループ「櫻坂46」の元メンバーとして知られるフジテレビの原田葵アナ(23=写真)だ。

 フジ代々の看板アナがMCを担当してきた「めざましテレビ」に、同番組では史上最速となる入社2カ月半でデビュー。

 初出演となった6月19日の放送では「早くデビューできた分、早く成長できるよう精いっぱい頑張ります」と初々しくコメントしていた。

 そんな原田アナについて、フジ関係者は「これまで見たことがない『超VIP待遇』の新人アナです」と驚きの表情を隠さない。

「『めざまし』では出演初日に担当コーナー『ココ調』で、アイドル時代の代表曲である『サイレントマジョリティー』のダンスを笑顔で披露。さらにはアイドルとしての華麗な経歴をみずからのナレーションで振り返っていて、完全に現役アイドルの扱いでした。もはや女子アナというよりも『フジテレビ専属アイドル』ですよ」

 すでに「新人アナの登竜門」と呼ばれる番組への起用も内定しているという。

「フジ伝統の『パン』シリーズが復活します。17年に久慈暁子(28)が担当した『クジパン』以来6年ぶりで、原田アナをメインに据える番組は、その名も『アオパン』。当初は『ハラパン』というタイトル案もあったのですが、腹パンチを連想させてしまうので、『アオパン』に落ち着いたようです」(フジ関係者)

 大型新人アイドル並みの扱いについて、バラエティー関係者はこう話す。

「原田アナはテレビ朝日からも内定をもらっていて、最終的にフジを選んだ経緯がある。局側としても三顧の礼で迎えるのは当然のことです」

 英才教育となれば、下半身のガードも万全を尽くす必要がある。

「ドラ1ルーキーに傷がついては一大事ということで、先輩社員が指導役となって、パパラッチ対策やSNSで〝映える撮り方〟など、英才教育を施しているんです。お台場周辺では、熱心なファンがカメラを片手に原田アナのプライベートをつけ狙っているという情報もあり、チラリ対策のためにパンツスーツでの出勤を心がけているそうです」(バラエティー関係者)

 社運をかけたイベント「お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!」の制作発表会見の司会にも抜擢されるなど、早くも「次期エース」との期待が寄せられている。

「局内では『ポスト井上清華』との呼び声が高まっている。裏を返せば、入社2年目や3年目のアナが伸び悩んでいるということ。若手は『他部署に飛ばされるのでは』と戦々恐々ですよ」(フジ関係者)

 今年の夏はアオパン旋風が吹き荒れそうだ。

(つづく)

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