7月19日にバンテリンドーム、20日にマツダスタジアムで開催される「マイナビオールスターゲーム2023」のファン投票の中間発表が5月22日から始まり、ノミネート外の阪神・村上頌樹投手がセ・リーグの先発投手部門で堂々2位にランクインした。
「中間発表の初日は、まだ郵送での投票は集計されておらず、WEB投票の集計のみ。投票画面には各球団からノミネートされた選手が表示され、ノミネート外の選手に投票するには、投票する球団の選手一覧に飛ぶ必要があり手間がかかります。それだけにノミネート外の選手が票を集めるのはなかなかに難しい。阪神では2016年のオールスターに出場した原口文仁選手以来の快挙です」(スポーツ紙デスク)
阪神の先発投手でノミネートされているのは、青柳晃洋、西勇輝、才木浩人の3人。その3人や、リーグを代表する他球団の投手を差し置いて、巨人・戸郷翔征に次いで2位にランクインした“虎の村神様”。
「首位の戸郷投手が12539票、対する村上は12106票と、その差はわずか400票ほどですので、ひっくり返る可能性も高いです」(前出・スポーツ紙デスク)
そのほか阪神からは、中継ぎ部門で岩崎優、一塁の大山悠輔、二塁の中野拓夢、遊撃手の木浪聖也、外野の近本光司の5人が各部門の1位につけている。1位5人は12球団でトップ。また、離脱中の湯浅京己も抑え部門で2位だ。
「阪神は成績が良い年はオールスターのファン投票で票が集まり、多くの選手が選出される傾向が特に強いチーム。このままの成績なら、オールスター本番でもベンチで縦縞勢力が目立つことになりそうです」(前出・スポーツ紙デスク)
球団にとって、オールスター出場選手数はチーム成績のバロメーター。不振のヤクルト・村上宗隆は三塁手部門4位。「W村神様」競演はどうなるか…。
(石見剣)