故意か偶然か…ヘンリー王子の顔を隠し続けたアン王女の「赤いモフモフ」

 日本でも大きく取り上げられた、イギリス国王チャールズ3世の戴冠式。「池上彰のニュースそうだったのか!!」(テレビ朝日系)の番組内や、日テレNEWS24やBBCのネット番組で生中継された。

 戴冠式が行われたウエストミンスター寺院において、注目されたのは王族関係者の席順だ。最前列に長男ウィリアム皇太子家族、2列目には国王の妹・アン王女夫妻や弟エドワード王子の家族。そして出席か欠席か注目されていたチャールズ国王の次男ヘンリー王子はアン王女の後ろの席に。そこで偶然なのか計算なのかわからないアクシデントが発生した。

 国歌斉唱など参列者全員が起立した際、カメラは王族関係者をとらえていたが、アン王女がかぶっていた帽子についている赤いモフモフの飾りに隠れて、ヘンリー王子の顔がほぼ見えない。アン王女とヘンリー王子の身長差もあって、帽子から直立して出ている赤い羽根飾りが、ちょうどヘンリー王子の顔の位置に丸カブり。せっかく参加した戴冠式なのに、全世界に映るタイミングで“ヘンリーどこなんだ状態”になってしまったのだ。

「アン王女は公務のひとつとして英国陸軍の騎兵連隊『ブルーズ・アンド・ロイヤルズ』の連隊長を務めています。彼女が着ていたのは制服であり、戴冠式後のパレードでも馬に乗って国王が載る馬車『ゴールド・ステート・コーチ』の後ろについていました。そもそもあの帽子は今回の戴冠式以外でも着用しており、赤い羽根飾りでヘンリー王子の顔が隠れたのはたまたまでしょう」(イギリス在住ジャーナリスト)

 とはいえ、暴露本「SPARE(スペア)」を出版して以降、イギリス王室ファンにとっては、見たくもない顔。なので「アン王女、偶然だったらすごい」「戴冠式の一番盛り上がる場所でヘンリーの顔を隠す王妹、わかってる」などと、ロイヤルファンの間で盛り上がっていた。

「ヘンリー王子は戴冠式が終わると、とっととウエストミンスター寺院から出て、1時間後には機上の人になったようです。6日は長男アーチ—王子の4歳の誕生日で、ダッシュでカリフォルニアの自宅に戻ったのこと。チャールズ皇太子に食事会に誘われていたようですが、イギリス王室の付き合いより妻・メーガン妃が待つ家庭を優先したようです」(前出・ジャーナリスト)

 静かな暮らしがしたいと公務から引退したものの、露出するのが金儲けにつながるヘンリー王子夫妻にとって、せっかくの顔出しチャンスが台無しになったことは間違いないだろう。

(ロドリゴいしざわ)

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