3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を奪還した侍ジャパンの次期監督選びが難航を極めている。
5月末で契約満了を伴い退任した栗山監督。次期監督について代表チームを運営するNPBエンタープライズは、11月16日に始まる「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」が初陣であることを発表している。
「当初は8月下旬に新監督の発表、10月からプロモーションを含めてテレビ、新聞などのインタビューを受けて11月の試合という流れが想定されていた。ところがいつまで経っても決まらず、関係者から漏れてくるのは『世界一の後は引き受けにくいみたい…』との嘆きの声。イチロー、松井秀喜なども候補にあがったが丁重に断られたと聞く」(球界OB)
となれば〝実績〟を作った栗山前監督を緊急カムバックさせるほか方法はない。
「栗山監督本人は再登板について、やむを得ない場合は受諾する意向があるとの情報もあります。問題は3年近い任期を全うできるかどうか。心情を考えれば“勝って終わりたい”のが正直なところでしょうからね。もうすぐ山場を迎えますよ」
そもそも次期監督をしっかり準備できていなかったNPBエンタープライズ側の責任は大きいが、果たして。