伊東純也所属の仏ランス監督はサッカー界初の「ゲーマー出身者」だった

 今シーズン、サッカー日本代表MF・伊東純也(30)が加入したことで注目を集める仏1部リーグのスタッド・ランス。シーズン序盤は降格圏内に低迷していたが、10月にコーチだったウィリアム・スティル氏が新監督に就任するとチームは一変。現在、リーグ19戦無敗と好調を維持し、来季の欧州カップ戦出場も狙える8位まで浮上している。

 ちなみにスティル監督は伊藤と同じ30歳で、現時点の欧州5大リーグでは最年少の監督。しかも、元プロサッカー選手ではない。

 現セリエA・ローマを率いる名将モウリーニョ監督も通訳出身で選手経験がないことで有名だが、決定的に違うのは彼が「フットボールマネージャー」という欧州で大人気のサッカーシミュレーションゲームにハマっていたこと。実は、このゲームがきっかけで監督を志したと本人もインタビューで語っているのだ。

「少年時代は母国ベルギーでユースに所属するサッカー選手でしたが、そこまで有望な選手ではなかった。しかも、当時からこのゲームを徹夜でやりこむほどの熱の入れようで、選手よりも指導者への憧れが強かったそうです。それで高校卒業後はコーチングの技術を学ぶため、英国の大学に留学しています」(サッカージャーナリスト)

 14〜16年には日系資本のクラブとして知られるベルギー1部シント=トロイデンのビデオ分析官を務め、フットボールマネージャーの情報を補足的に活用。その後、16〜17年シーズンには24歳にしてキャリア初となるベルギー2部のリールセSKの監督に就任している。

「分析力はもちろん、元ゲーマーだけあって戦術オタクな一面もある。スタッド・ランスの躍進もあって欧州では非常に評価が高く、近い将来ビッグクラブの指揮官になる可能性が高いと言われています」(前出・ジャーナリスト)

 ネット上でも《世界中のゲーマーに夢と希望を与えた!》と称賛。たかがゲームと侮るなかれ。

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