NPB関係者が悲鳴!プロ野球キャンプの扱いが小さいのは三笘のせい?

 現在、キャンプシーズン真っ只中のプロ野球。昨年は就任1年目の北海道日本ハム・新庄剛志ビッグボスの動向を連日ワイドショーが取り上げていたが、今年は「期待するパフォーマンスはあんまないから」との宣言通りの内容で、ニュースのスポーツコーナーで控えめに紹介される程度だ。

 ただし、これは日ハムに限ったことではない。実は、プロ野球全体のキャンプ情報の扱いが昨年に比べて小さくなっているのだ。

 その原因の一つは、現在イングランド・プレミアリーグを席巻するブライトン所属の日本代表MF三笘薫選手。2月4日のリーグ第22節のボーンマス戦では、29日のFA杯4回戦のリヴァプール戦に続く、2試合連続となる後半終了間際の決勝ゴールを奪う大活躍。プロ野球のキャンプ初週の週末だけでなく週明けのスポーツニュースの話題を独占してしまった。
 
 実際、スポーツ紙のサッカー記者によると、見出しに三笘の名前が入った記事は、プロ野球12球団のどのチームのキャンプ記事よりページビューは圧倒的に多いという。

「シーズン前なので一概に比較はできませんが、エンゼルスの大谷翔平選手の記事を上回るほどです。三笘選手本人からコメントをもらうのは現地の記者でさえ難しい状況ですが、デスクからは『どんなに小さなネタでも拾ってこい!』とハッパをかけられています」(スポーツ紙記者)

 キャンプ中のプロ野球選手たちは練習と首脳陣へのアピールでそれどころではないが、気が気でないのが球団やNPB関係者だ。特にキャンプ中の報道は、公式戦のチケットの売れ行きにも響いてくるからだ。

「3月にはWBCが開催されますが、一番怖いのは侍ジャパンが早い段階で敗退した場合。野球熱が下がったところに、三笘選手が好調を維持していれば、スポーツニュースはペナントレース直前まで彼の話題で持ちきりとなるかもしれません」(前出・記者)

 三笘1人にここまで話題をもっていかれるとは、プロ野球関係者も思っていなかったに違いない。

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