「桃鉄」35周年でJR東海とコラボ、「リアル桃鉄」ゲームができる!

「桃鉄」と言えば長く日本国民に愛されてきたボードゲーム型ビデオゲームだが、現実に存在する駅や周辺スポットを回って「資産」を貯め、ゲームの上位を目指す——。そんないわば「リアル桃鉄」が、JR東海とのコラボ企画で1月30日から3月31日まで開催される。題して「まるで桃鉄 by JR東海〜乗って、回して、億万長者!〜」だ。

「リアルゲームの舞台となるのは、東京から新大阪に至る東海道線や御殿場線、中央本線、紀伊本線などJR東海管内の駅や周辺スポット110カ所です。参加者(無料)は対象の駅やスポットまで旅をしたら特設サイトにアクセスし、ルーレットを回して資産をゲットします。もちろん実際にその場に訪れたかどうかはGPSで判別する、いわゆる位置ゲーというやつですね。資産が増えると称号がアップし、ランキング入りして他のユーザーとの優劣を競います」(鉄道ジャーナリスト)

 資産を増やすと商品がゲットできる。3億円到達者は、キヨスクなどでサントリーのお茶かビールなどと交換でき(先着6000名)、さらに上級ミッションを達成者はJR東海のECサイトで使えるクーポンがもらえる(先着300名)。キャンペーン終了時には、資産上位者10名にJR東海ホテルズのギフトカード6万円分が与えられ、必ずしも上位に食い込まなくとも特定の順位100名にオリジナルギフトセットが当たる特典もある。

 さてその桃鉄、第1作が発売されたのが88年なので、今年は35周年のメモリアルイヤーに当たる。そこで販売元のコナミデジタルエンタテインメントでは、12月28日から最新作の「昭和 平成 令和も定番!」のダウンロード30%オフの新春セールを行った(1月15日まで)。

「他にも桃鉄コラボは様々おこなわれていて、回転寿司のスシローとのコラボは10日に終わってしまいましたが、富士急行とのコラボ、山梨県内の桃鉄に出てくる駅とスポットを回るスタンプラリーは2月28日まで続きます。21年末にはももクロともコラボを行い、目的駅が『ももクロ駅』になったり、ももクロメンバー4名がキャラとしてゲーム内に登場するなど、ももクロファンには大好評の内容でした」(経済ジャーナリスト)

 というように、桃鉄は融通無碍のコラボ対応でフットワークが軽やか。さらにメモリアルイヤーが加わり、今年はさらにファンを楽しませてくれそうだ。

(猫間滋)

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