JR東海とJR西日本は今年のゴールデンウイーク期間、年末年始と同様に「のぞみ」を全席指定席として運行すると発表した。これにネット上では《通年で全席指定になってしまうのでは?》と懸念する声も寄せられている。
「両社は昨年9月に3大ピーク期である年末年始、ゴールデンウイーク、お盆の期間について『のぞみ』を全席指定席にするとしていましたが、ゴールデンウイークの全席指定期間を4月26日~5月6日の11日間と発表しました。JR東海によると予定が決まり次第、指定席の予約をとって出掛けて欲しいということです」(乗り物ライター)
「のぞみ」は昨年末から年始にかけての12月28日~1月4日を全席指定席で運行。一部では《不公平だ》《貧乏人は乗れない》といった不満の声も上がっていたが、特に大きなトラブルもなく、「こだま」や「ひかり」などに関しても目立った混雑はなかったことから、引き続きゴールデンウイークも全席指定が実施されることになったとみられる。
「のぞみの完全指定席化を心配される方もいるようですが、閑散期に全席指定にしても利用者がいなければあまり意味はないので、それはないと思います。繁忙期でも自由席を望む意見は根強くありますが、この年末年始は多くの人が着席して乗車が出来ただけでなく、毎年問題になっていたホームの混雑もかなり緩和できたというので、今後も3大ピーク期の全席指定は続けられるでしょう」(同)
利用者の安全のためにも混雑時の全席指定席化は有効だろう。
(小林洋三)