WBCに大谷・ダルビッシュ・鈴木誠也が参戦も…日本ラウンドは盛り上がりに欠けそうなワケ

 米メジャーリーグ・カブスの鈴木誠也選手が12月8日、インスタグラムを更新。「僕もWBCに出場させていただきます」「栗山監督胴上げするぞぉー」と綴り、2023年3月に行われる野球の世界一決定戦WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)への出場を表明した。

 日本代表「侍ジャパン」に参加表明したメジャーリーガーはエンゼルス・大谷翔平投手、パドレス・ダルビッシュ有投手に続き3人目。栗山監督は今シーズン56本塁打を記録したヤクルト・村上宗隆選手の招集も示唆しており、〝ドリームチーム〟実現へと着々と準備を進めている。

 大会には全20チームが参加。1次ラウンドは5チームずつ4つに分けられ、プールBの日本は東京ドームで試合を行う。準々決勝は日本(東京ドーム)とアメリカ、準決勝以降はアメリカで開催される。

 日本は第1回、第2回大会(2006年・09年)に連覇したが、以降、優勝から遠ざかっている。14年ぶりの世界一奪還へ向けて、野球ファンは応援に熱が入るはずだ。

 応援といえば、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会では、多くの日本人サポーターが現地で大声援を送った。Abemaで日本戦の解説を務めたサッカー元日本代表の本田圭佑が「埼玉スタジアムっすか?」と冗談を言ったほど、日本人サポーターの応援や歌は実に凄まじかった。WBCでも同様の応援があれば、選手たちも勇気づけられると思うのだが‥‥。

「もしかすると、静かな応援になるかもしれません。W杯は海外開催ということもあり、観客の大多数は〝ノーマスク〟で〝声出し応援〟も制限されていません。一方、日本のプロ野球は新型コロナウイルスへの警戒を緩めておらず、来季も観客のマスク着用を継続する方針を揚げています。この方針をWBCでも遵守するのであれば、観客はマスク着用を求められる可能性があります。声出し応援については、観客を50%に制限すれば可能ということですが、WBCの日本戦は超満員でしょう。下手をすれば、WBCはマスクを着用して無言の応援になりそうです」(スポーツ紙記者)

 日本の試合もノーマスクで応援できるアメリカでやったほうがよかったかも。

(石田英明)

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