上野動物園の「ふたごパンダ」を今すぐ見に行くべき理由

 上野動物園に「ランラン」と「カンカン」が来園し、日本にジャイアントパンダがやってきたのは72年のこと。それからちょうど50年、「シャオシャオ」と「レイレイ」によって、当時を越えるブームが起きている。

 シャオシャオとレイレイは昨年6月に誕生したふたごのパンダ。父は中国からやってきたリーリーで、母は同じく中国生まれのシンシン。上野動物園としては初めてのふたごだ。

 シャオシャオはちょっぴりやんちゃな男の子。「暁暁」の由来は「夜明けの光が差し、明るくなる」。レイレイはしっかりものの女の子。漢字では「蕾蕾」で、意味は「蕾から美しい花が咲き、未来へとつなかっていく」。

 今年1月から観覧が始まり、10月にはそれまでの抽選制から先着順に変更。誰でも見られるようになった現在は多くの人がパンダ園を訪れている。休日には1時間待ちになることも珍しくない。それでも見に行く価値があると、自身もパンダに夢中になった週刊誌カメラマンは言う。

「2頭の小さなパンダがじゃれ合う姿は最高の癒やしになります。母のシンシンと並んで笹を食べるのを見たら、あまりのキュートさに上野動物園通いがやめられなくなり、年間パスポートまで買ってしまいました」

 だが、ふたごと母のシンシンをいっしょに見られるのはあとわずかになりそう。パンダは通常、1年から1年半ほどで親離れをするので、昨年6月に生まれたシャオシャオとレイレイはまもなく親離れを迎える。早ければ年明け早々にも別のエリアで暮らすことに。親子を同時に見たければ、今すぐ見に行かないといけないのだ。

「上野動物園にはシャオシャオとレイレイの姉にあたる『シャンシャン』もいます。シャンシャンは来年の3月ごろに中国に返還されることが決まっているので、その愛らしい姿を見られるのはあと少し。こちらもぜひ見に行くべきです」(前出・週刊誌カメラマン)

 とはいえ東京の上野動物園に行けない人も多いはず。発売中の「アサ芸Secret Vol.79」ではふたごをはじめ上野動物園のパンダ写真を掲載。これに癒やされてみてはいかが。

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