2023年7月に突如として動画がバズり始めたのが、6人組の中学生YouTubeグループ・ちょんまげ小僧だ。メンバーは、ちょんまげ小僧の他、ナマズ、イソ・ギンチャク、パンダ、右足、ひき肉といった、地元の仲良しグループの面々。
「ちょ、ちょ、ちょんまげ! どうも、ちょんまげ小僧です」や、「ボンジュール~イソ・ギンチャクです!」など、どのメンバーにも独特の挨拶があり、中でもひき肉による「ひき肉です!」という両手を広げたポーズの挨拶はSNS上で大バズりし、小学生の流行語ランキング1位にも輝いた。
「その後も、投稿される動画はほぼミリオン再生を達成し、ヒカキンやフィッシャーズ、レイクレなど、数々の有名YouTuberとの共演も果たしました。そして、今年1月にはソフトバンクのCMキャラクターにも選ばれましたね」(YouTubeライター)
ところが、そんなちょんまげ小僧に異変が起きているようなのだ。ここ最近は再生数が落ち込み、全盛期には154万人いたチャンネル登録者数も、現在は147万人に減少しているという。
「最初のころより編集スキルも上がっており、タイトルやサムネイル、基本的に動画の面白さは変わっていません。むしろパワーアップしているようにも思えます。それでも登録者数が減少したのは、中学生がYouTubeをやっているもの珍しさと、『ひき肉です』の挨拶がバズったため、試しにフォローしたという視聴者が、登録を解除したためと考えられます」(前出・ライター)
ただ、再生数が落ちると炎上を狙ってカゲキな企画に流れるYouTuberが多い中、彼らはしっかりとコンプライアンスを守って発信しているという。
「動画がバズる前から車のナンバーにモザイク処理をしたり、家の中にもモザイクをかけて身バレを防いでいますね。そんな彼らの動画にはコアなファンも多く、応援コメントも多数寄せられています」(前出・ライター)
中学生にして全国的に有名となり、大ブームを巻き起こしたちょんまげ小僧。「お試しフォロワー」は減ったが、彼らの持ち味である自由奔放で明るい動画を指示するファンは離れないはずだ。
(佐藤ちひろ)