フリーアナウンサーの宮根誠司が11月24日、司会を務める情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演。ワールドカップ1次リーグ初戦で、日本がドイツを2対1で下した試合を宮根が観戦し、歓喜する様子を映像で伝えた。
スポーツバーなどで試合を観戦しているサポーターらのVTRが流れると、その中に宮根の姿があった。場所は明示されなかったが、宮根は日本代表のレプリカユニフォームを着て応援。酒が入っているのか、赤ら顔で「うぉ〜!」と叫ぶなどハイテンション。もちろん、ノーマスクだ。逆転した直後は「もう守ろう、守ろう。俺らの人生が削られてもいいから早く時間経とう」と気が気ではない様子だった。
新型コロナウイルスの感染者は増加し、第8波到来とも見られている。飲食店の時短営業などの厳しい対策は取られてないが、酒の席などではマスクを外して大声で会話をすることはためらわれる。しかし、宮根はノーマスクで応援。スポーツバーでも、ほとんどの客がマスクを外して声援を送っていた。
W杯が行われているカタールのスタジアムでは、観客はほぼ100%ノーマスクで、ときには大声援が湧き上がっている。その様子をスポーツバーで観戦した国際政治学者の三浦瑠麗氏は11月24日更新のツイッターで、「ドーハでの日本サポーターの大きな声援、やっぱりスポーツは本来こうあるべき」と主張し、「わたしが観戦したスポーツバーでもみんな歓声あげていた」と報告している。
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は11月24日更新のツイッターで、「そういえば日本ではいまだに声出し応援とか未だに禁止されてたりするけど、あのスタジアムでの日本代表サポーターの声援はかなり選手のモチベーション爆上げしてたと思うなぁ」とツイートした。
お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの吉田敬は11月24更新のツイッターで、「現地まで行って『オー日本!』って声援おくってるサポーターの声がまた凄かった。シビれました」と称賛する一方、「日本の政治は何やってんの?とも思ったな」と苦言を呈した。
「宮根や三浦氏のようにノーマスクで応援した人も少なくないでしょう。現地カタールでの日本の大きな声援に感動した堀江氏や吉田の気持ちもよくわかります。世界的に見れば、すでにコロナ対策をとっていない国が多く、マスクを着用したり、声出し応援を禁止されたりしているのは日本など一部の国だけです。カタール大会を通じて、ノーマスクの気運が高まるかもしれません」(スポーツ紙記者)
ワールドカップが日本のマスク社会を変えるか?
(石田英明)