三浦瑠麗氏が性加害で意味深発言「一掃される可能性が大きいのはメディア広告業界」

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が1月25日、Xを更新。性加害やハラスメントについて「一掃される可能性が大きいのはメディア広告業界」と意味深なポストをした。

 三浦氏は「通常、性加害とは同意のない性交等や強制わいせつ行為を指し、それ以外をハラスメントと呼んできました。上司がしつこく部下を性行為に誘ったり暴言を吐く、飲み会の席でベタベタ触るなどがそれに当たります」といい、「これが社会的抹殺の要件になれば、一掃される可能性が大きいのはメディア広告業界でしょう」と綴った。

 さらに続けてポストし、「本件を通じて文春が『基準』そのものを変えてしまったという事実はあとから効いてくるでしょう」などと持論を展開した。

「三浦氏はダウンタウンの松本人志の件だと明言はしていませんが、性加害でなくハラスメントが社会的抹殺の基準になるならば、メディアや広告業界に該当する人物がいくらでもいるという意味に解釈できます」(週刊誌記者)

 性加害疑惑報道を受けて松本は芸能活動を休止し、「週刊文春」の発行元・文藝春秋などを相手取り、名誉毀損に基づく損害賠償のほか、記事の訂正を求めて、東京地裁に提訴した。

 三浦氏は1月24日までに更新された「文藝春秋」電子版のYouTubeチャンネルに出演し、松本と長い付き合いであることを告白。今回の件に関して、松本と会話があったかと問われると、「それはちょっと言えないというか、あんまり言うべきでないのかなと思います」と述べている。

 性加害疑惑について、三浦氏は松本と何らかの会話があり、性加害ではなくセクハラであったことを確信したのかもしれない。ただ、セクハラだとしても許せないのではないだろうか。

「三浦氏は18年4月20日のXで、日本の学界で自身が受けたセクハラを赤裸々に綴っていました。『トイレまで付きまとう。学会で泊まっているホテルがどこなのかをしつこく聞く、エレベーターで乗り合わせるなど人がいないときに性的な暴言をはく、あるいは触ろうとする』などと悲惨な経験をしたことを告白。決して許されることではありませんが、社会的に抹殺されるほどではなく、性加害とは分けるべきとの考えなのかもしれません」(前出・週刊誌記者)

 それにしても、「一掃される可能性が大きいのはメディア広告業界」という言葉の続きが気になる。

(石田英明)

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