キンプリのジャニーズ退所に加藤浩次「仕事は制限されるべきではない」強弁の思惑

 お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が11月7日、MCを務める情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。アイドルグループ・King & Prince(以下キンプリ)の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退し、ジャニーズ事務所も退所することについて持論を展開した。

 ジャニーズ事務所は11月4日、3人が2023年5月22日に脱退することを発表。平野と神宮寺は脱退と同時に、岸は同年秋に退所する。退所理由については、各自の目指す方向性の相違とのこと。残った永瀬廉と髙橋海人は2人でキンプリとして活動を継続する。

 番組ではキンプリの3人の脱退と退所を特集。キンプリの今後の活動について、加藤は「退所することによって、仕事が制限されてしまう。いつまでそんなことやっているの、この芸能界って、僕は正直思います」と苦言を呈し、「優秀な人間を使っていくのがエンターテインメントであって、それは平等にあるべきだと思う。そこがないと日本の芸能界というのは、国内だけでシュリンク(縮小)したものにどんどんなっていくなと、僕は思っている」と持論を展開した。

 視聴者からは「キンプリを守る発言」「間接的に〝圧をかけるな〟と言ってくれて、ありがたい」「退所で干されるのはナンセンス」などと、キンプリファンから感謝の声が上がった。

 大絶賛された加藤のキンプリ擁護発言。実は、自身に向けての主張でもあったのではないかと、芸能記者が話す。

「加藤は19年、芸人の闇営業問題に対する吉本興業の対応を批判し、『スッキリ』の放送で『今の社長、会長体制が続くなら会社を辞める』と発言し、物議をかもしました。これがきっかけとなり専属エージェント契約へ移行。21年3月にはエージェント契約も終了しました。吉本興業という後ろ盾を失った加藤には、降板や番組打ち切りの噂は今も絶えません。キンプリに対して〝仕事は制限されるべきはない〟〝優秀な人間を使っていくのがエンターテインメント〟と主張していましたが、その言葉は自分に向けてのものでもあったのではないでしょうか」

 脱退するキンプリも加藤も優秀であることは間違いない。この先も仕事はきっと安泰であってほしい。

(石田英明)

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