佐藤二朗は入社1日で辞表!就職→即退社した芸能人はこんなにいた

 4月は入社シーズン。毎年多くの若者が社会人として一歩を踏み出すが、その一方で新卒採用者の離職率がもっとも高いのが1年目だという。

 厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」によると、21年春卒業の大卒者の8人に1人は入社1年以内に会社を辞めている。

 実は、一般人だけでなく、芸能人の中にもせっかく入社した会社をすぐに辞めてしまった者が少なくない。中でも「芸能界最短」の称号を持つのが、最近は司会者としても活躍する個性派俳優の佐藤二朗だ。リクルートに入社したのだが、なんと1日で辞めてしまったという伝説の持ち主なのである。

「リクルートは上場企業の創業者など、多数の起業家を輩出していることで知られ、当時は人気就職ランキングの上位でした。ちなみに佐藤は、19年に同社発行の雑誌『アントレ』の表紙を飾って“凱旋”しています」(ビジネス誌編集者)

 他にも有名企業を1年目に退社した芸能人は枚挙にいとまがない。とんねるず・石橋貴明はセンチュリーハイアット東京(現ハイアットリージェンシー東京)を、木梨憲武は自動車メーカーのダイハツのグループ企業を就職した年の夏に辞めている。

 また、バナナマン・設楽統は西武鉄道を半年で、極楽とんぼ・加藤浩次は西濃運輸を、ますだおかだ・増田英彦は大手広告代理店をそれぞれ8カ月で退社している。

「とりあえず就職したけど、本当にやりたい仕事は別にあったという話は珍しくないですし、理想と現実のギャップに悩む若者も大勢います。彼らはたまたま俳優や芸人志望だったわけですが、共通するのは1年目でスパッと有名企業を辞めているところですね」(前出・編集者)

 芸能人として成功を収めた彼らだが、その行動力と決断力があれば、ビジネスの世界でも大成していたかもしれない。

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