「ちょいと待ってくれー」村上宗隆の呟きに水を差す「サンモニ」の大チョンボ

 ヤクルトスワローズの主砲・村上宗隆内野手がTwitterで「ちょいと待ってくれー」と、あるネット記事に異を唱えたのは11月4日のこと。《令和初の三冠王・村上宗隆、4番以外打つイメージ聞かれ「ない」》と題した記事を引用し、「四番以外打つイメージはないじゃなく、どこの打順でも任されたところで打ちたいっていう意味で、こだわりはないって言う意味なのに」と説明した。

「まるで村上選手が4番に固執しているかのような見出しで誤解を招く記事でした。この記事はすでに削除され、村上選手のTwitterには《わかってますよ》《どの打順でもベストを尽くす男ですよ》といった応援コメントが相次いでいます」(スポーツライター)

 Twitterでは「僕はどの打順でも頑張りますよ」とコメントしていた村上選手だが、やはり「4番」のイメージが強いのか、11月6日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)では、誤った経歴をアナウンスする一幕があった。
 
 この日のスポーツコーナーでは前日5日に行われた侍ジャパン強化試合・日本vs日本ハムの一戦を取り上げた。唐橋ユミアナのアナウンスで、代表選手の活躍を伝えていく。DeNAの牧秀悟選手がトリプルプレーを成立させたシーンでは、「素早い反応でトリプルプレー。今シーズン、一度も守っていなかったファーストで高い守備力を見せます」と述べた。「代表経験組も活躍」と紹介したのが、西武・森友哉選手の豪快な一発。続いてヤクルト・村上宗隆選手のホームランにも触れたのだが‥‥。ここで「東京オリンピックの4番打者、今シーズン三冠王のヤクルト・村上」と、2021年の東京五輪で金メダルを獲得した際の「4番打者」と紹介してしまう。
 
 これにはネット上で《東京五輪の4番は誠也なんだが…》《鈴木誠也の存在感よ…》《村上は8番だったよ》《これは大チョンボ…訂正案件では?》といったツッコミが続々。
 
 番組では、広島カープの新監督・新井貴浩氏が「中心の村上選手が素晴らしいですね」「代表のメンバーの中でもまだ若いんですけど、貫録と言いますか、中心にどっかりと据わってますので素晴らしい選手」と村上選手を称賛。番組司会の関口宏は「この方は…私、素人ですけど、スランプになると長いんだよね」とコメント。新井氏が苦笑する一幕もあった。
 
 日曜朝の高視聴率番組で「東京五輪の4番」と紹介されてしまった村上選手。今回の誤報にも、再び「ちょいと待ってくれー」と声をあげるのだろうか。

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