青森県のご当地アイドルグループ「りんご娘」の元メンバーでタレントの王林は売れっ子になっても、生活拠点は青森のままで、東京での仕事を“出稼ぎ”と称している。そんな彼女はかねてから「夢は青森県知事」と公言していたが、6月10日にオンエアされたTBS系「人生最高レストラン」でも政界進出の野望を語った。
番組MCの加藤浩次から「青森帰った時に『刺激が足りない』ってならない?」と聞かれた王林は「ぜんぜんならない」と否定。東京で見たものを参考に、「ここもうちょっとこうしたら青森もすごいいいのになとか」と、青森にプラスになることを考えているようで、「青森の大自然の中で音楽のフェスとかは王林が開催したいなとか」と夢を語ると、共演者からは「いいじゃん」などと同意の声があがった。
そこで「最終目標は?」と聞かれた王林は「県知事です」と即答。劇団ひとりからの「どう変えてくれるんですか?青森を」という質問にはこう答えた。
「まずは第一次産業が青森県って盛んで、自給自足率(食料自給率)が100%を超えている県ってあんまり日本でないじゃないですか。でも青森ってすごい超えてて200%以上なんですよ。ホント、第一次産業に支えられているから第一次産業やられている方への援助みたいなのはちゃんと政策でちゃんと作ってやっていかないと今もうどんどん(第一産業従事者が)いなくなってる。そういうところをまずはどうにかしたい」
この告白にSNS上では《王林さんちゃんと考えてる》《王林知事あるぞ!》《200%超えか、青森も王林ちゃんもすごいな》などと称賛のコメントが寄せられたが、その後、加藤浩次から非情なダメ出しが繰り出される展開に…。メディア誌ライターが放送を振り返る。
「番組の終盤で王林さんは、まずは農家さんに弟子入りしたいという夢を明かし、第一次産業の問題点を知りたいと語っていました。島崎和歌子さんが『政治活動ですね』と指摘すると、加藤浩次さんは『国会議員は考えてます?』と、ゆくゆくは国政に打って出るつもりはあるのか問うと、王林さんは『ないです』ときっぱり否定。それでも加藤さんはしつこく食い下がり、非情にも『国政を動かさないと地方自治体は動かせない』と冗談交じりにツッコミを入れ、王林さんから『国会議員もやります』との発言を引き出したのですが、青森県民としてはやはり青森に残ってほしいのが本音。《王林ちゃんには国会に染まってほしくない》《加藤どんだけ時代錯誤なんだ》といった批判の声も見られました」
王林知事の誕生はいつの日か。首を長くして待っている青森県民は少なくないようだ。