「50代になったスケバン刑事」3人の色香を徹底追跡(2)「肉体改造」が不貞のきっかけに

 斉藤のスキャンダル史で思い出されるのは、数々の不貞騒動の過去だ。91年に既婚者だった歌手の尾崎豊(故人)との不貞が発覚すると、93年にも、俳優の川﨑麻世(59)と不貞騒動を起こした。ベテランの芸能記者が述懐する。

「93年7月にオーストラリアから帰国後に会見を開き、機内で書いたという声明文を読み上げて謝罪しました。取材陣の厳しい質問にも真摯に答え、麻世とは『癒やし合う関係』、尾崎とは『同志の関係』と発言したのも印象的でしたね」

 熱心なモルモン教の信者だった斉藤は、責任を感じて除名願いを提出(話し合いの末、除名はせず)し、時に大粒の涙を流してざんげした。

 だが、17年に3回目の不貞が露呈する。そのきっかけは「美ボディへの肉体改造だった」と、芸能記者は振り返る。

「12年に父親から『背中が丸い』と言われ、3カ月で11キロのダイエットに成功。ただ短期間での過度な減量で体調管理が難しくなり、アドバイスしてもらったのが、その後、不貞相手となる医師のAさんでした」

 家族ぐるみのつきあいがあったAさんとの、5年間に及ぶダブル不貞が報じられ、さらにはAさんが斉藤の私物と思われるアンダーウエアをかぶった写真まで漏洩。スキャンダル余波で、NHK大河ドラマ「西郷どん」の出演を辞退し、南野が代役を務めるという「スケバン刑事」のリレーとなった。

 演劇関係者の間では、「生々しい妖艶な色香が漂う稀有な女優」と評される斉藤だが、意外にベッドシーンは少ない。その中で貴重な艶技を見せたのが、93年のドラマ「同窓会」(日本テレビ系)だ。主演の斉藤は新婚の夫がゲイだとわかり、夫婦の営みもなく不満を募らせていた。

「路上で声を掛けてきた若い男と、建設中のビルの工事現場で野外行為を始めます。対面の状態で立ったままロングスカートを捲り上げられて片足をグイッと持ち上げられると、ヒールがプランプランと脱げそうになりながら、激しく腰を深く突き動かされると昇りつめた表情となり、快楽の渦に身を任せていました」(スポーツ紙記者)

 同作では荻野目慶子(58)とのカラミも用意され、胸を触ったり、女優として初の同性キスにも挑んだ。

 ドラマから30年近くが経ち、次の欲情シーンを見てみたいものだが、実現する可能性はあるのか。斉藤を知る芸能プロ関係者は言う。

「信仰の都合上、完脱ぎのベッドシーンは難しいみたい。それでもライブでは、胸の谷が目立った衣装を着ることもあり、歌声や衣装を見たさにクリスマスライブは3公演中2公演がすでに完売の人気ぶり。年を重ねるたびに性的魅力が増し、この先も1回や2回はスキャンダルを起こしそうな危うい雰囲気も魅力だよね」

“なんの因果”でも落ちぶれず、“マッポの手”にもならず、「初代」は再浮上を謳歌していた。

*週刊アサヒ芸能10月27日号掲載

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