才能に定評があるアラフォー芸人が結婚を発表すると、SNSはお祝いコメント一色に染まる。近年ではバカリズムやオードリーの若林正恭、有吉弘行やナインティナイン・岡村隆史、NON STYLEの井上裕介などは、大物有名人でさえツイートした。
そのたびに注目されるのは「アローン会」。40代から50代の結婚歴なし、独身芸人たちの会だ。かつてはケンドーコバヤシやアンガールズの田中卓志、チュートリアルの徳井義実などが名を連ねたが、のちにいずれも彼女ができた。今となっては、56歳の今田耕司と46歳のフットボールアワーの岩尾望が真の会員だ。
岩尾は09年、艶系女優との同棲がバレている。沢尻エリカの実家がある東京都世田谷区のマンションを報道陣が張りこんでいたところに、偶然マンションから現れたのだ。2人は前年にロマンスが噂されていたため、たなぼた的に決定的な写真を撮られてしまい、交際が確定した。
“美女と野獣カップル”は、やがて破局。以来、岩尾に浮いた話はない。現在“同棲”しているのは「つくし」というオスのトイプードル。溺愛しているため、生身の女性と疎遠になって久しい。「トラウマが癒えていないんじゃないですか」と指摘するのは、在京の芸能記者だ。
「岩尾は以前、ある女性と真剣に交際していたとき、大阪のテレビ番組の楽屋で先輩芸人たちと雑談していて、そのうちの1人が『昨日ラッキーやったわ。ええ女と出会って、すごかったわ』とワンナイトラブを自慢しました。お相手をスマホで撮っていて、芸人たちがいっせいに覗きこむと、映っていたのは岩尾の彼女だったのです」
“サレ男”だった岩尾。この話はまたたくまに関西の劇場に広まった。以降、仲間の芸人たちはみな、腫れ物に触るように。その彼女とは当然別れた。岩尾は「僕みたいなんがあんなかわいい子と付き合えたんやから、よぉ考えたらプラマイゼロかな」と、自分をなぐさめることで踏ん切りをつけようと必死だったという。
不幸なのは、本カノが先輩とベッドを共にしたという衝撃事実を知った直後に生放送があったこと。司会の東野幸治からさまざまな話題を振られても、まったく答えられず、あげくに無視する始末だった。
とうとう、愛犬で満たされてしまったアラフォー独男。岩尾が2次元女性と再び恋愛ができる日は、やってくるのだろうか。
(北村ともこ)