ノストラダムスがエリザベス女王の死を予言!次の国王はあの人「新解釈本」が英国で爆売れ

 先月8日、北部スコットランドにある静養先で、96歳の生涯を閉じた英国のエリザベス女王。大英帝国の終わりや欧州連合(EU)からの離脱など激動期の英国を生き、君主として70年以上務めあげた。女王の死去により、長男で継承順位 1位のチャールズ皇太子(73)が王位についた。

 その英国で今、爆発的に売上をのばしている本がある。ノストラダムスの予言を解釈した「Nostradamus: The Complete Prophecies for the Future」(ノストラダムス未来予言の全貌、2005年刊)だ。

 著者のマリオ・レディング氏は英国のノストラダムス研究の第一人者である。

「ノストラダムスは、ルネサンス期に実在したフランス出身の医師・占星術師。1555年に出された詩集「予言集」が、のちに起こったさまざまな事象を当てていると評判になり、日本でも人類滅亡を予言した著書『ノストラダムスの大予言』がベストセラーとなりました。実はそのノストラダムスが、エリザベス女王の死を、なんと450年以上前に予言していたとして話題になっているのです」(週刊誌記者)

 英サン紙や米ニューヨーク・ポスト紙など複数メディアによれば、この解釈本の中には、《エリザベス女王は22年頃、母親の余命より5年短い96歳あたりで死去するであろう》《チャールズ皇太子は2022年、74歳で王位に就く。しかしイギリスの一定数が前妃と離婚したことについて恨み続けている》など、ノストラダムスが英国王室について占った予言が記されているという。

「ノストラダムスは、同時多発テロやトランプ大統領の誕生、また新型コロナウイルスのまん延を言い当てたとして、都市伝説好きの人々にはいまだ絶大な人気を誇っています。ただ、1555年に発売された詩集である『予言集』は四行連詩で、表現も抽象的なため、さまざまな解釈ができる。いい方を変えればどうにでも取れるということです。報道によれば、女王の母エリザベス皇太后が2002年に101歳で死去していることから、同書が『96歳あたりで死去』と記述していることがSNSで話題になり火がついたようですが、前週まで5冊しか売れてなかった同著は翌週には8000冊近く売れ、現在も爆発的な売り上げを記録しているそうです」(同)

 また、予言には《チャールズ国王は退位を余儀なくされ、全く予想されなかった人物がその後継者になる》というものもあるといい、これを同解釈本は、《ウィリアム王子はどうなるのか? ヘンリー王子が引き継ぐのか? その場合は38歳でヘンリー9世の誕生となることだろう》と記している。

 新国王であるチャールズの治世は短く、途中で王位を放棄して予想外の人物、つまりヘンリー王子が引き継ぐことになる、といった解釈がなされ、英国ではこの予言解釈本にがぜん注目が集まっているのである。

(灯倫太郎)

ライフ