「フジ退社→芸人」「芸人引退→テレ朝入社」華麗なる転身!?した男たちの今

「第二のかまいたち」との呼び声が高いお笑いコンビのニューヨーク。今春以降はさらにレギュラー番組を増やし、大物俳優からジャニーズ勢まで多くのタレントと共演を果たしている。

 コンビの1人、屋敷裕政は芸人になる前はテレビ制作会社に勤務していた。「ネプリーグ」(フジテレビ系)や「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)のAD(アシスタントディレクター)だったのだ。屋敷は「鉄腕!DASH!!」でTOKIOの城島茂が過酷な現場で見せたロケタレントとしての姿勢を尊敬しているとかで、今後はADではなく、タレントとして共演したいと話しているという。

 そんな屋敷と同じく、かつてはフジテレビの正社員だったのがKICK☆(キック)だ。およそ15年前、ムエタイ選手の格好をして「エンタの神様」(日テレ系)などに出演。現在はサイキック芸人、占い師、開運アドバイザーとして活動している。

 フジ時代はADとして「SMAP×SMAP」、「新春かくし芸大会」、「はねるのトびら」などの看板番組を担当していた。しかし、ハードスケジュールすぎて心身ともに疲弊、1年半で退社した。

 KICK☆と同じく「一発屋芸人」だったのは、夢屋まさるだ。19年に「パンケーキ食べたい」と歌うネタがバズった。ブレイク時は慶応大学経済学部の学生だったが、卒業する今年3月いっぱいで芸人を引退し、一般企業に新卒で入社したという。その職場は、第一志望のテレビ朝日。本名の鈴木優で、コンテンツ・ビジネス制作部門に身を置いている。

「履歴書には、『芸能経験はありますか?』という項目があったそうで、隠すことなく『芸人』と書いたといいます。ただ、面接官の年がやや上で、誰も夢屋まさるを知らなかった。芸能経験の有無というよりは実力で入社したのです」(週刊誌記者)

 テレビマンから芸人になった者もいれば、芸人からテレビ局の正社員となった者もいる。人生はそれぞれだが、ともあれ、新しい世界で存分に活躍してもらいたいものだ。

(北村ともこ)

エンタメ