熱中症対策「日陰マップアプリ」利用者急増でも「絶対に使ってはいけない時」とは?

「ナビタイムジャパン」が提供するウォーキングアプリ「ALKOO」に、7月29日から日陰を選んで歩ける新機能「日陰マップ」が実装された。ダウンロード数がそれまでの3倍以上になるなど大人気だという。

「『日陰マップ』は、日陰アイコンをタップすることで現在の日陰状況を地図上に反映させられる機能です。日陰は建物の高さや日毎の時間別太陽高度等から算出されており、実際の状況をリアルタイムで地図に描写してくれるため、これを見ながら移動すれば直射日光を避けることができます。この新機能は6月に猛暑日が続いたことから急遽開発されましたが、熱中症対策の他に紫外線対策にも役立つスグレモノです」(ネットライター)

 ところが、ネット上ではこんな声も上がっている。

《めちゃくちゃ便利だし、斬新で面白いアイデアだとは思うが、これって歩きスマホを助長させないか?》《確実にスマホを見ながら日陰を探して移動するから、人とぶつかったりしそうで怖い》《自転車のながらスマホも増えそう》

「歩きスマホや、ながらスマホは社会問題にもなっており、特に自転車に乗りながらのスマホは罰金の対象になるなど、取り締まりも厳しくなっています。『日陰マップ』は日陰の位置を確認しながら移動するという特性上、歩きスマホやながらスマホになってしまう可能性があります。当然ながら『歩き』も『ながら』も絶対にやめるべきで、常に立ち止まってから確認するようにしたいですね。ちなみにこの機能は、引っ越しをする際の物件の日当たりなども確認できたりと様々な用途の可能性を秘めています」(フリージャーナリスト)

 開発メーカーはもちろん、利用者にも「使用上の注意喚起」が必要のようだ。

(小林洋三)

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