「自分への励まし?」巨人・原監督が無期限休養の武尊にかけた言葉とは?

 去る6月19日、東京ドームで開催された格闘技イベント「THE MATCH 2022」にて、“神童”那須川天心との頂上決戦に判定の末敗れたキックボクサーの武尊。のちに記者会見で「K—1スーパー・フェザー級王座の返上」と「無期限休養」を発表している。
 
 その武尊が7月16日、久しぶりに大観衆の前に姿を見せた。東京ドームでおこなわれた「巨人vs広島戦」で始球式を務め、捕手役の巨人・岡本和真に向かって見事なノーバン投球を披露したのだ。
 
 巨人のYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉では、その舞台裏が公開された。投球練習を終えマウンドに向かう前の武尊に、原辰徳監督はこんな言葉をかけていた(8月6日)。
 
「やりたくなったら絶対やるべきだと思う。やっぱり、あなたみたいな才能とパワーはそうそういないんだから、自分がやる気満々になったらさ、ぜひ戻って来てください。勝ち負けよりも、もっと大事なものを、あなた達みたいな人は持っている。(中略)勝つとか負けるとかではなく、『オレは戦うぜ』というね、戦いざまと言うものを見せてもらえると、我々ファンとしては大変ありがたいこと」

 巨人がBクラスに落ちたのは、この日の試合後のこと。厳しい状況から、自らに向けた慰めのようにも鼓舞する言葉にも思える。
 
 ちなみに、この動画が公開された8月6日、神宮球場の「ヤクルトvs巨人戦」で原監督は監督通算1200勝を達成。監督史上10人目の快挙だった。
 
 戦いざまもそうだが、やはり勝敗が気になるところだ。

(ユーチューブライター・所ひで)

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