坂本勇人は親友ジャニーズと夜の街で…/スポーツ界「感染パニック」大激震(2)

 それにしても、巨人の集団感染は起こるべくして起こったのか。スポーツ紙デスクは、「球団のコロナ対策は、表向き厳戒態勢を敷きながら抜け穴だらけに映った」と指摘して、こう続ける。

「番記者に1〜2週間に1回のPCR検査を義務付けるほどで、一見、他球団にない徹底ぶりですが、原監督自身のコロナへの意識の低さが目につくのです。Zoom取材が当たり前の状況にもかかわらず、10人を超える番記者による囲み取材や、オフレコ話も飛び出すぶら下がり取材にも応じてくれる神対応ぶりですが、カメラのない時の原監督は、会話中にマスクをズラして話しがち。コーチや選手の前では語気を荒らげることもあっただけに、飛沫感染への配慮に欠けていたように感じましたね」

 22日、原監督自身がコロナ陽性で離脱。生来のサービス精神が災いしたとは皮肉なものである。

 さらに夜の街にまで取材範囲を広げれば、あるスター選手のお気楽ぶりが喧伝されていた。港区の飲食店経営者が語る。

「7月中旬、西麻布の会員制ラウンジ『Z』に、チームのまとめ役の主将・坂本勇人(33)の姿がありましたよ。ジャニーズ事務所所属の親友Kも一緒でしたね。シャンパンのボトルを開けて、店の女の子たちと呵呵大笑のありさまで、数人を引き連れて銀座のクラブに移動。ずいぶんと濃密な夜長を過ごしたご様子でした」

 坂本といえば、先月7日に持病の腰痛悪化で出場選手登録を抹消されたばかりだったが、

「さすがにチーム内でのクラスター発生からは夜の飲み会を自重していますが、それまでは若手もつるんで飲み歩いていましたよ。過去に複数選手のコロナ感染経路が問題になった阪神にしても、ヤクルトにクラスターが発生した時点で〝飲み会禁止令〟が発令されたようですが、このままでは巨人軍クラスのクラスターがどこの球団で起きても不思議じゃない」(スポーツ紙デスク)

 ヤクルトや巨人で悪夢の感染再び、という事態もありうるという。医学博士の中原英臣氏が解説する。

「現在、流行中のウイルスは、春頃に確認された『BA.2』よりも感染力が1.3倍強く、複数回接種したワクチンの抗体をすり抜ける能力も確認されています。とりわけ、6月下旬から続く第7波の特徴は、20代の感染者が爆増したことですね。さらに、過去に陽性歴があろうとインフルエンザ同様に違う型に感染する可能性は大いにある。A型に感染して抗体ができてもB型に感染するリスクはありますよね。秋口以降には『BA.2』がさらに変異した『ケンタウロス』の流行もささやかれている。少し時間を置いて再感染する可能性は否定できない」

 シーズンも残すところ約1カ月半。CSまでに公式戦143試合を消化するのは困難極まるようで、

「屋外球場の多いセ・リーグは、天気の影響をモロに受けてしまう。台風シーズンに突入すれば、延期される試合はさらに増える見込みです。おのずと、24年ぶりのダブルヘッダーも現実味を帯びてきます。試合数を減らせば、それはそれで球団の収益ばかりか選手の年俸にも影響が出てくる。仮に〝鬼詰め〟過密スケジュールを組まれても、選手たちは拒否できないでしょう」(スポーツ紙デスク)

 怒濤の終盤戦は波乱含みの展開になろうとしている。

*スポーツ界「感染パニック」大激震(3)につづく

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