名古屋の“自称台湾グルメ”、次のブームは「台湾カレー」だ

 味噌カツや味噌煮込みうどん、ひつまぶしにあんかけスパゲティ、小倉トーストなど東京や大阪とは違う独自の食文化を持つ名古屋。その中には挽肉やニラ、長ネギなどを唐辛子・ニンニクと炒めたものを乗せたり挟んだりする“台湾○○”と呼ぶご当地メシもある。

 その代表格は台湾ラーメンだが、発祥は意外にも名古屋(※70年代に市内の台湾料理店が担仔麺をアレンジしたのが起源)。今ではまぜそばやピザ、コッペパンなど多数の自称台湾グルメが存在する。最近ではカレーと融合させた「台湾カレー」なるメニューも人気でブームの兆しが出始めているという。

「今までも地元のカレーショップなどが提供していましたが、7月15日からは大手カレーチェーンのココイチ(CoCo壱番屋)で『ガツンとにんにく!台湾カレー』を愛知限定メニューとして発売中です。テレビでも紹介され、SNSや動画では実食レポートが次々とアップされています」(飲食専門紙記者)

 カレーに加え、パンチの利いた挽肉の異なる辛さの相乗効果にネット上でも《結構辛くて汗だくになる癖になる美味しさ》や《CoCo壱で過去一美味い》《夏バテ解消に最適な名古屋メシ》など絶賛のコメントが相次いでいる。

「ココイチに普段行かない方、カレーをあまり食べない方からの投稿も目立ち、ここ数年の新作メニューの中でも上位に入る反響の大きさです。ちなみにココイチでは以前から地域限定や店舗限定メニューを用意しており、今回の台湾カレーもそのひとつ。また、愛知県内でもさらに一部のココイチに限られますが、『カレーきしめん』や『名古屋味噌カツカレー』『名古屋赤みそカレー』など他のご当地メニューも充実しており、ホームページでは販売店舗情報と合わせて紹介されています」(同)

 そこまで美味いと評判なら地域限定なんてもったいないことを言わずに全国発売してほしいところだが…。

ライフ