【CoCo壱番屋】数量限定「炭火焼きチキンと和の出汁カレー」実食レビュー|和風カレーの完成度に驚き!

 カレーハウスCoCo壱番屋が、5月1日より「炭火焼きチキンと和の出汁カレー」(1120円)を数量限定で販売開始した。同チェーンでは比較的珍しい和風カレーの登場ということで、さっそく食べに行ってみた。

 ご飯に乗せられたかつお節がゆらゆらと踊る姿は、まさに“ジャパニーズカレー”。桜色のしそ風味の大根漬けが彩りを添え、カレーにトッピングされたナスの紫や枝豆の緑も映えて、実に食欲をそそる見た目だ。

 カレーは、シャバシャバとしたスープカレーに近いタイプ。一口食べると、昆布と、特にかつお節の和出汁の風味が口いっぱいに広がる。カレーソース自体は、出汁の旨みを引き立てるためスパイスは控えめで、やや甘めの優しい味わいだ。ご飯に乗ったかつお節と一緒に食べると、より和の風味が強まり、ほのかな苦味も感じられるが、鶏出汁を加えていることで味に深みが生まれ、単調にはならない。

 大きめにカットされた食べごたえのある炭火焼きチキンは、鶏モモ肉のプリプリとした弾力が心地よく、炭火の香ばしさと鶏肉の旨みがしっかり感じられる。ナスは非常にジューシーで、ささがきゴボウはシャキシャキとした食感がよく、和の具材それぞれが良い味を出しており、ちょっとした贅沢感もある。

 カレーに添えられた大根漬けは、さっぱりとした酸味が心地よく、和風カレーの付け合わせとして最適だ。また、この商品には七味唐辛子が付いており、「とび辛スパイス」ほどの辛さや刺激はないものの、日本ならではの素材を生かした七味が和出汁との相性抜群で、風味をより一層豊かにしてくれる。

 和に特化した今回のカレーは、クオリティの高さを実感できる一品だった。ネット上の評判も上々のようだ。数量限定で、なくなり次第終了とのことなので、和風カレーに興味のある方は、ぜひお早めに。

(小林洋三)

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