【福袋】ココイチ・すき家「食事クーポン」で大きな違いが

 カレーハウスCoCo壱番屋と牛丼チェーンすき家が、12月26日から数量限定で2025年の福袋の店頭販売を開始した。どちらも人気外食チェーンだけに売切れ店舗が続出すると思われるが、両者で決定的な違いがあった。

 ココイチの福袋は1個2500円(税込・以下同)で、お食事補助券2500円分に加え、オリジナルWポケットバッグ、オリジナルポーチ、レトルカレー1個がつく。販売期間は12月26日からと、25年の年始営業開始日からの2回。

 一方、すき家の福袋は1個3500円で、3500円分の食事クーポンがつく。それに加え、お茶碗、ステンレスボトル、ハンドタオル、ドリップコーヒー、すき家の特製辛口ソースといった内容だ。

 ココイチ、すき家の福袋とも販売価格と同額の食事クーポンがつき、ほかのアイテムは〝無料のオマケ〟のようなもの。損をすることはなく、アイテム欲しさに購入者が殺到しそうだが、注意しておきたい点がある。

「両者の食事クーポンに大きな違いがあります。ココイチの食事クーポンは500円券×5枚。1回の会計につき1人1枚利用でき、5回の利用で全て消化できる計算です(有効期限は5月末)。一方、すき家の食事クーポンは200円券×15枚、100円券×5枚の計20枚。牛丼などメイン商品1品につき、1枚まで利用できます。ココイチと比べ、すき家はメニュー単価が安いため、クーポンの金額も低くなっていると考えられます。ただ、それにしてもクーポンの〝数〟が多すぎる。メイン商品1点につき1枚利用可能ですから、全て消化するには20回の来店が必要です。有効期間は25年6月30日までですが、ヘービーユーザー向けですよね」(フードライター)

 福袋のお得感を徹底的に得るためにも、クーポンの見極めは重要だ。

(石田英明)

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