お笑いタレント・スギちゃん(48)が16日深夜放送の「やすとものいたって真剣です」(ABCテレビ)に出演。トレードマークであるGジャンと短パンが起こした数々の悲劇を明かした。
スギちゃんと言えば、2012年の「R-1ぐらんぷり」をきっかけに“ワイルドネタ”で一世を風靡。同年には「ワイルドだろぉ?」が「ユーキャン新語・流行語大賞」で大賞を受賞した。当時から変わらず着用しているデニムのノースリーブと短パンはスギちゃんのトレードマークだが、これはワイルドキャラでネタをするにあたり、「ワイルドの衣装ってどうなんだろう?」と考え、試行錯誤していた際にたまたま訪れた古着屋で見つけたものだったと明かした。ブレイク時には休みが全く無い程の多忙さだったと振り返るスギちゃんだが、このインパクトの強すぎる衣装のせいで様々なイタズラをされてしまった事も明かした。
当時アパートの1階に住んでいたというスギちゃんは「デニムの上下を着てる人ってあんまりいなくてですね、これを洗濯して外に干しておくと、もう表札がわりになっちゃって『アイツ住んでる』って言うのが分かりまして…」と特徴的な衣装のせいで、自宅がバレバレになってしまったという。その際に受けたイタズラの数々をスギちゃんは振り返り「6段階に(ギアが)かわる自転車乗ってたんですけど、誰がやったか知らんけど、6段から動かなくされて、坂道めちゃくちゃ重たい」「ドアポストを開けられて『おいワイルドいるんだろ出てこい!』って(怒鳴られた)」「干したデニムが全然乾かないなって日があって、家にいる時に、外からびちゃびちゃびちゃって音が聞こえて、何かな?って見たら、近所の子どもが遠くからホースで私のデニムに水かけてたんですよ」と被害を告白。しかし、この衣装をきっかけに被害を被ったのはスギちゃんだけではなかったようだ。
お馴染みの衣装とは古着屋でたまたま出会ったというスギちゃんだが、売られていたのにはある理由があるという。スギちゃんは「僕が買いに行った時にあったのは偶然じゃなくて、海外でこのノースリーブデニムと短パンがめちゃくちゃ流行ったんですって。で、この年は日本で流行らせるっていう時期だったんですって。でも日本のファッション業界で広まる前に私が着ちゃったもんですから、みんな試着する度に『あっ、スギちゃんだ…恥ずかしい』って、全く売れなくなって、海外のファッション業界では『なんで日本では売れないんだ?』って」と明かしてスタジオを笑わせた。
スギちゃんは2019年に同局の人気番組「相席食堂」に出演。番組ファンの間では「神回」と称されるほど多くの笑いをもたらし、今年に入ってもジワジワと再ブレイク中。世界のファッショントレンドをぶち壊すほどのインパクトを今後も与え続けてほしい。
(浜野ふみ)