沖縄県の玉城デニー知事(62)の挨拶ギャグが《不謹慎だ》とネット上で批判を集めている。
25日に県庁で開かれた基地問題に関する有識者会合で、玉城知事は「ゼレンスキーです。よろしくお願いします」と挨拶する場面があった。この会合はオンラインで開催され、会議は非公開であったが、冒頭の玉城知事の挨拶までは報道陣に公開されていたため、この挨拶ギャグが報道で知れ渡ることとなった。この日はカーキ色の服を着ていたため場の空気を和らげるためのギャグだと思われるが、今現在もロシアによる侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領の名前を持ち出したことに、当然出席者の反応は薄く、ダダ滑り状態に。直後に「冗談です」と打ち消したことも一部報道で明らかとなっている。
玉城知事のこの「ゼレンスキーです」という挨拶ギャグはネット上でも波紋を広げ、《面白くないし不謹慎この上ない最低発言》《どういう意味で言ったんだろう?今現在沖縄も侵攻されてる的な意味なら辞職レベルの失言じゃないか?》《冗談です。では済まされないだろ、辞任案件では?》《沖縄ジョークではこれが普通なのか?どういう意図なのか説明されても納得できないな》などと批判の声が殺到している。
この日、玉城知事はウクライナ侵攻に対し「生命の尊厳という観点からも、この戦争に向かう危険という意味からも看過できない。一刻も早い両国の平和の回復を多くの国々の支援によって達成できることを強く望む」とも述べている。現在も侵攻を受けている国のトップに自分を例えるという冗談は配慮が足りないどころの話ではない。ギャグが滑ったことがまだ救いだっただろう。
(浜野ふみ)