昨年の函館スプリントSは、ホームページで公開している予想で、10番人気の人気薄ながら2着に激走したヒルノデイバローを本命に推奨しました。
同馬を推奨したのは、函館スプリントSは「スタミナ指向」と「ダート指向」が強いレースで、ダート適性が高い血統馬が走りやすいのです。
17年の勝ち馬ジューヌエコール、15年の人気薄で2、3着したアースソニック、レンイングランドは父がクロフネ。16年の1~3着馬の父は、ダイワメジャー、キンシャサノキセキ、キングカメハメハ。当時ダートのランキングで10位以内の種牡馬です。
そして、前述した18年2着ヒルノデイバローと、14年1着ガルボの父マンハッタンカフェも、ダートGⅠ勝ち馬を出している種牡馬。
また、「スタミナ指向」で「タフ」なレースのため、1400メートル以上で実績を残していた馬も走りやすいレースで、前走で1400メートル以上を経験していた馬も有利です。
過去5年、芝1400メートル以上の重賞で3着内の実績がある馬は、複勝率28%、複勝回収率184%。
14年、ガルボが8番人気1着、ローブティサージュが6番人気で2着。
16年はソルヴェイグが12番人気で1着、シュウジが2着、レッツゴードンキが7番人気で3着。
17年、ジューヌエコールが1着。
18年、本命にしたヒルノデイバローも前走1400メートル経験馬でした。
今年の出走予定馬では、ダイメイフジがアグネスデジタル産駒。アグネスデジタル自身もダートGⅠを勝っていますし、産駒もダートの勝ち星比率が高い種牡馬。そして前走は1400メートルを経験しています。
タワーオブロンドンは、父がゴーンウェスト系。同系統の産駒はJRAのダート1200メートル、1400メートルのレコードホルダーを出しているように、ダート適性も高い血統。そして前走は1400メートル重賞でした。
デアレガーロは、当レースで複数の馬券対象馬を出しているマンハッタンカフェ産駒。芝1400メートルの連対実績もあります。
なお、マンハッタンカフェ産駒は、函館競馬場に強い産駒が多いのも特徴。全競馬場で勝率、回収率ともに最も成績が優秀なのが函館の芝です。函館競馬場で産駒を全部買ってもプラス収支になっています。
亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。