4月19日に早稲田大学の社会人講座で、牛丼チェーン大手・吉野家の常務(当時)が若い女性をターゲットにした自社戦略を「生娘がシャブ漬けになるような企画」と例えて炎上。その後、解任に追い込まれている。
この騒動についてコメンテーターとしても活躍する国際政治学者の三浦瑠麗氏は、ツイッターで「語彙力のない人は比喩を使わないように」と注意を促した。ただし、それ以上に世間をザワつかせたのは「まあ、食べたことないから知らないけど」という牛丼未経験の告白だ。
ネット上では「わざわざ言う必要ある?」「余計な一言とはまさにこのこと」などのコメントも見かけたが、多数を占めたのは「食べたことがない人っていたんだ…」という驚きの反応。出店エリアにいる男性なら誰もが一度は食べたことがあるだろうし、最近は女性が食事する姿もよく目にする。だが、一人での利用に抵抗を感じる人もいるようで、ハイカロリーで炭水化物も多めなので普段からそういったメニューを避けている女性は少なくない。
「2013年と少し古いデータですが、ソフトブレーン・フィールドが行った牛丼に関する意識調査によると、『牛丼チェーンに行かない』と答えた女性は50%。今はデリバリーサービスの普及で割合はもう少し下がるはずですが、三浦氏のような牛丼未経験者も実は珍しくないんです」(飲食業界誌編集者)
最近はカロリーが気になる人向けに、各チェーンともご飯の代わりに豆腐を使ったメニューやオプションを用意。これはこれで美味しいがもはや違う料理で、もともと牛丼を食べない女性が興味を抱くかは疑問だ。
「ただ、牛丼未経験の三浦さんが初めて食べるとなれば話題になるのは間違いありません。本人が受けるかどうかは別として、テレビの牛丼食レポ企画や牛丼チェーンのCMのオファーが届く可能性はあるでしょうね」(同)
もし牛丼デビューを果たす機会があれば、そのときはぜひ報告してもらいたいものだ。