「仮想通貨」運用タレント、最高値更新で“落胆”と“ウハウハ”の2021

 仮想通貨は2021年、浮き沈みは激しかったものの、ビットコインが最高値を更新するなど全体的に盛り上がった。そんな中、悲惨な目に遭っている有名人もいたようで……。

 お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇は、1ビットコインが5万円のときに100万円を投資。つまり、20ビットコインを所持していた計算になる。21年、ビットコイン価格は700万円をオーバー。仮に700万円のときに決済していれば、1億4000万円の利益となる。

 ところが、今年10月放送の「有吉さん!NEWSです」(日本テレビ系)で、購入していた別の仮想通貨が大暴落したことを告白。そのおかげで、ビットコインなどで莫大な利益を出したときの税金が払えず、いまだに支払っていることを明かしていた。

 歌舞伎俳優の市川海老蔵は大儲けしているのか、それとも大損したのか? 18年の「女性セブン」によると、海老蔵は17年にビットコインを購入したが、その後に暴落。仮に5000万円分を買っていれば、たった2カ月ほどで3000万円分を損失したという。だが、当時と比較するとビットコインは驚くほどの高騰ぶり。今年7月22日のブログで海老蔵は「10年前に仮想通貨ビットコイン100万円買ってたら35億円くらいになってたらしい、、」と綴っていた。海老蔵もビットコインを持ち続けていれば、大儲けしているはずだ。

「吉村さんの場合は、いわゆる〝草コイン〟に手を出した可能性があります。草コインは無名の仮想通貨でギャンブル性が高く、暴騰する可能性を秘めています。大量に購入して暴騰すれば〝億り人〟になれることもありますが、その反対に暴落の危険性も少なくありません。ビットコインやイーサリアムなど、比較的将来性が見込める手堅い仮想通貨に絞って売買していれば、今頃は巨万の富を手にしていた可能性もあります。海老蔵さんはブログで他人事のようにビットコインのことを書いていました。今年10月20日のブログでも、ビットコインが最高値を記録した話題に触れています。もし損をしていたら、ビットコインの話題を出すことすらしないでしょう。こっそりと持ち続けており、買い増しをしている可能性もあります。となると、最高値を更新した今年はウハウハものです」(マネー誌ライター)

 仮想通貨は一攫千金を狙えるが、いろいろな落とし穴もあるようだ。

(石田英明)

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