新庄ビッグボス、「白髪染めルール」に苦言続出で方針転換!?

 日本ハムのビッグボスこと新庄剛志監督が11月21日に自身のインスタグラムアカウントを更新。前日に掲げていた“白髪染めルール“を撤回し、カラーアレルギーのリスクに対する気遣いを見せている。

 新庄監督は20日、千葉県・鎌ヶ谷の2軍施設を訪れ、就任後初となる監督としてのコーチミーティングに参加。その際、新庄らしく「僕たちでプロ野球を変えていこう。カッコいいチームになろう」と呼びかけ、「太っている人は減量、白髪の人は白髪染めをしてもらいます」と身なりにも気をつかうよう新ルールを課していた。

 また、チームの視察中には木田優夫2軍監督の腹部が気になるのか、手でさするような仕草も見せ、頭髪チェックまで実施。秋季キャンプでは、清宮幸太郎に「ちょっとデブじゃね?」「痩せない? その方がカッコいいよ」などとダイエット指令を出し、チームの意識改革を進めるビッグボスに喝采が寄せられるも、白髪染めの徹底についてはちょっとした物議を醸すことに。

 アスリートである以上、減量に関しては理解の声が多いものの、白髪染めをルールとした点には「減量はともかく、白髪はほっといてやれよ。白髪染めは肌に合わないって人だっているんだからさ」「イチローだって現役終盤は白髪混じりでメジャーで戦ってた。それもかっこよかった」「スポーツ選手が太るのはマイナスなのかもしれないが、白髪は関係ない気がする」「髪の色は調節が効かない領域」とのツッコミが殺到。

 こうした世間の声を受け、新庄監督は21日にインスタグラムにて「実は白髪染めをしてなかったら、僕の髪は真っ白なんです」と焦りの表情の絵文字を使い、自らの横顔の写真を公開。続けて「コーチの方、もしカラーアレルギーをお持ちの方は染めないで下さい!!」と申し訳なさそうな絵文字を交えつつ、体質的に問題がある場合には白髪染めルールは適用しない方針に変更したようだ。

「監督になって以降もインスタグラムからの発信でファンを増やし、世論の動きに敏感に反応しているビッグボス。フォロワーからの『どの位の頻度で、カラーリングするのか教えていただきたいでーす』との質問には『2週間に1回かな』とも答えており、SNSを駆使した日本ハムの広報としても活躍しています。また、ネットで反論が出ると、すぐさま持論を修正した点には『前言撤回できる新庄さんを応援します』『こうして発言に補足説明もサッとできるところが納得の人気なのかなと思う』『ダメだと思ったらすぐに撤回するのは素晴らしい。言った手前、引けなくなって、気付いてるけど効率悪いやり方を通す人間の方が多いからね』などと好意的に捉えるリアクションが続出。また、『根本的に白髪がどうとかではなく、だらしがない格好をするな!ってことですよね。それなら理解できます』『悪意はなく、若々しくいきましょって感じで言ったんだと思うけどね』と理解を示す反応もありました」(ネットライター)

 なお、ダイエット指令を出された清宮はすでに顔がシャープになり、腹部もスリムになった印象を与え、ビッグボスの要望を体現しつつある。

 今回の白髪染めルールのように、シーズン中はトライ・アンド・エラーを繰り返しながら、“スタイリッシュ“な常勝軍団を作り上げていってほしいところである。

(木村慎吾)

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