「THE MANZAI」王者ハマカーン・浜谷健司の下衆の極みな合コン伝説

 島田紳助の芸能界引退によって、「M‐1グランプリ」は2010年に一度幕を下ろしている。その穴を埋めるようにしてスタートしたのが「THE MANZAI」。M-1はテレビ朝日が主催したが、「THE MANZAI」はフジテレビ系列。11年のパンクブーブーを皮切りに、14年で終了するまでにハマカーン、ウーマンラッシュアワー、博多華丸・大吉が頂に立った。

 今年は「THE MANZAI」が終了してちょうど10年。この間、独身だったチャンピオンの大半が既婚者となった。ところが、独身時代は乱れたプライベートを送っていた芸人が少なくない。12年王者のハマカーン・浜谷健司もそんな1人だ。

 浜谷は貧乏時代が長かった。仕事がなくてもパチンコ癖が直らず、同棲していた彼女に本やCDをブックオフに持ち込ませたこともある。合コンで見せる姿は破廉恥そのものだった。

「仲間芸人の証言によると、左に座っていた女性の胸を揉みながら、右に座っていた女性とキスしたことがあるそう。ヒップをまさぐりながら、キスしたバージョンもあるとか。キャミソールを着ていた女性には、鎖骨の部分に指をかけて脱がし、みずからを“フック船長”と命名していた」(週刊誌記者)

 ストローを女性の胸にめがけて投げつけ、飛距離を競うゲーム「バスト槍投げ」で、どんちゃん騒ぎをしたこともある。まさに、自身の漫才の名フレーズである「下衆の極み」であったのだ。

 そんな浜谷も13年7月に、お笑いタレントの渡辺正行のマネージャーと入籍。漫才の腕は確かだが、民放テレビ番組での出番を欠く日が久しく続く。それでもロケ、司会、演技では筋の良さを見せている。

「THE MANZAI」優勝者で、第一線で活躍しているのは華丸・大吉だけ。15年に復活したM-1はトレンディエンジェル、銀シャリ、とろサーモン、霜降り明星、ミルクボーイ、マヂカルラブリーといった歴代王者全員がジャンルレスで活躍している。「THE MANZAI」王者としては複雑か。

(北村ともこ)

エンタメ