「THE W 2020」グーグル解析で判明!審査で負けても注目度で勝っていた2組とは?

「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」の決勝戦が12月14日に日本テレビ系で生放送され、ピン芸人の吉住が優勝を果たした。今回は多くの視聴者が吉住の優勝に納得していたようだが、惜しくも敗退した女芸人にも、世間から大きな注目を浴びたケースがあったようだ。

「面白いかどうかが数値化しづらいのに対して“ウェブ上で検索された回数”は明確な数字として表れます。そこで検索回数を相対的に計測するツールの『グーグルトレンド』を利用して、各対戦を改めて調査。すると、実際の勝敗とは別の結果を見せた対戦の存在が分かったのです」(芸能ライター)

 この調査では各対戦の2組をグーグルトレンドで比較。検索回数の多かったほうが「100」となり、少なかったほうの数字が小さいほど両者の差が大きかったことになる。なお以下の調査結果では、実際の対戦結果を「〇・●」で表記した。

 まずAブロック。第1試合の「〇TEAM BANANA/●オダウエダ」は、17対100でオダウエダ。第2試合の「〇TEAM BANANA/●にぼしいわし」は、100対1でTEAM BANANA。第3試合の「●TEAM BANANA/〇紅しょうが」は、5対100で紅しょうが。そして第4試合の「〇紅しょうが/●ターリーターキー」は、100対40で紅しょうがの勝利となった。
 次いでBブロック。第1試合の「●Aマッソ/〇ゆりやんレトリィバァ」は、100対29でAマッソ。第2試合の「●ゆりやんレトリィバァ/〇吉住」は、9対100で吉住。第3試合の「〇吉住/●はなしょー」は、100対5で吉住。そして第4試合の「〇吉住/●ぼる塾」は、100対51で吉住が勝利した。

 そして最終決戦の「●紅しょうが/〇吉住」は、49対100という熱戦で吉住が勝利。このグーグルトレンド対決でも見事、吉住が「THE W 2020」優勝を果たしていたのである。

「今回の調査から、検索回数の勝敗と実際の対戦結果が異なるケースが2回あることが分かりました。ひとつはAブロック第1試合の『TEAM BANANA/オダウエダ』で、もうひとつがBブロックの『Aマッソ/ゆりやんレトリィバァ』。奇しくも4票対3票という僅差で勝負がついた2試合だったのです。オダウエダとAマッソは試合には負けたものの、世間からは大いに注目されたことは明らか。とくにAマッソは第1回の優勝者であるゆりやん(写真)以上に関心を集めたのですから胸を張っていい。彼女たちに今後、お笑い番組からのオファーが増えるのは確実ではないでしょうか」(前出・芸能ライター)

 Aマッソは映像とシンクロしたネタの新しさが審査員からも高く評価。もともと実力派コンビとして認知されており、今回のネタでオリジナリティも評価されたに違いないだろう。またオダウエダではボケ担当の小田結希がかつて、事務所の先輩であるコロコロチキチキペッパーズのナダルにナンパされたというエピソードも。相方の植田紫帆は大学の先輩でもあるミルクボーイのネタに感化されてお笑いを目指したそうで、2人が「THE W」発の人気者となる可能性もありそうだ。

(北野大知)

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