総裁選出馬!高市早苗が書いていた「オトコ遍歴」告白本(4)「私には男かペットが必要」

 学生時代からモテモテの高市氏は、04年に山本拓衆院議員(69)と結婚したが、17年に「政治的スタンスの違い」を理由に離婚している。それ以前には大物議員と浮名を流すこともあった。

「結婚前の00年代前半頃には、森喜朗元総理(84)と噂になりました。当時、永田町界隈に怪文書がたびたび出回り、酷いものでは森元総理と高市氏のあられもないイラストが描かれたものまで。結局、噂の域を出ることはなく、当事者たちも否定していました」(政治ジャーナリスト)

 何かと男の話題が尽きない高市氏はエッセイで、

〈男かペットか。結局私にはそのどちらかが必要なのだろう〉

 と自己分析しており、新たな恋の展開も予想されるが、それよりも目下のところ、党総裁選に集中しているようだ。党内では、高市氏に向ける目も変わってきているという。

「岸田文雄前政調会長(64)と下村博文政調会長(67)が出馬意欲をにじませていますが、仮にどちらかが総理になっても、国民の反応は薄いともっぱら。女性初の総理として高市氏が就いたほうが、閉塞感が漂う空気をガラリと変えられるのではないかと、期待は高まっているのです」(自民党関係者)

 これまで培ってきた政治家としての能力も、高市氏の人気を後押ししていた。

「幹事長になっても十分に活躍する力があると言われ、クセのない性格なので敵も少ない。保守派からも一目置かれていて、安倍前総理がブレブレで保守派の論客が呆れて離れていきましたが、高市氏は信念を曲げずに貫くので、総理になったら支えたいという論客も多い」(政治部記者)

 それでも出馬で最大の壁は、党所属国会議員20人の推薦人確保だろう。過去には、野田聖子幹事長代行(60)や石破茂元幹事長(64)が集められずに断念している。高市氏はどうやってクリアするつもりなのか。

「無派閥ですが、後ろ盾になっているのは安倍前総理で間違いありません。これまで菅義偉総理(72)の続投を支持していますが、内閣支持率次第でいつ寝返ってもおかしくないとみられている。そうなった時に安倍前総理の一声で、推薦人20人はすぐに集まる。それも計算ずくで、目立ちたいために出馬表明したわけではないだけに、菅総理にとって不気味な対抗馬なのです」(政治部記者)

 エッセイの「あとがき」に、高市氏はこんなメッセージを読者に残している。

〈頑張っている同性の皆さん、一度っきりの人生だもの、自分に気持ちいいように生きようネ!〉

 その言葉の通りに正直に生きる肉食系女子が、ついに「総理食い」まで実現させる日が来るか。

*「週刊アサヒ芸能」9月2日号より。(完)

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