心酔するオバマ氏もソッポ? ヘンリー王子夫妻に「賞味期限切れ」の声も

 昨年3月に王室を引退後、米国での新生活をスタートさせたヘンリー王子とメーガン妃夫妻。財団立ち上げ後には王室批判を繰り返すなどお騒がせぶりは健在だが、8月4日、そんなメーガン妃が40歳の誕生日を迎え、夫妻が立ち上げた財団「アーチウェル」の公式ウェブサイトに「40×40」と名付けたプロジェクトの動画を配信した。

「メーガン妃はこの動画で『私は40人の友人に声をかけました。このコロナ禍で職を失った女性たちのために40分間、自分の時間を使って彼女たちの再就職を手伝って』として『40分間をこうした恵まれない女性に捧げてほしい』とメッセージを送りました。ところが4日は、メーガン妃が心酔するバラク・オバマ元米大統領の誕生日と同じ日。実は還暦を迎えたオバマ氏も『60秒でも60分でも、自分の時間を社会貢献に使おう』と数字の『60』にちなんだ寄付を呼びかける『60 for 60』というメッセージを発信していたこともあり、英大衆紙には『またまたオバマのパクリか?』という辛辣な見出しが躍ることになったんです」(英王室に詳しいジャーナリスト)

 ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、オバマ氏とミシェル夫人の大統領退任後の活動を、自分たちの王室離脱後のビジネスモデルとしていることはよく知られる話だ。

「ヘンリー夫妻が8月下旬に発売を予定している自叙伝は、発売初日に89万部を売り上げたオバマ氏の回想録『A Promised Land』、並びにミシェル夫人が18年に出版しベストセラーとなった回想録『Becoming』の影響が大きいと言われます。また、メーガン妃が綴った『The Bench』という児童書も、オバマ氏が2人の娘たちに宛てた美しい手紙をもとにした児童書『Of Thee I Sing:A Letter to My Daughters』に影響されたものとみられています」(前出のジャーナリスト)

 そんなこともあり、ヘンリー夫妻とオバマ夫妻との間には、それなりの交流があったとされる。ところが現地時間の7日、マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島に所有する豪邸で開催された、オバマ氏の60歳の誕生日パーティーに2人が招待されなかったことが米メディアで報道されると、夫妻に批判的なメディアが、事実をクローズアップ。

「米雑誌『ピープル』によれば当日のゲストは米俳優トム・ハンクスとリタ・ウィルソン、米映画監督スティーブン・スピルバーグといったハリウッドセレブなど約200人。その中には王子夫妻を擁護している米CBSのジャーナリスト、ゲイル・キング氏なども含まれていたそうですから、なぜヘンリー夫妻が招かれなかったのかはたしかに不思議です。ただ、『早くも賞味期限切れ?』と書き立てる英大衆紙もあり、夫妻に批判的なメディアには格好も材料を提供してしまいました」(同前)

 夫妻がオバマ氏の誕生日に呼ばれなかった理由は定かではないが、この騒動が月末に出版予定とされる告白本へ与える影響は……?

(灯倫太郎)

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