「金メダルかじり」河村市長にトヨタ猛抗議!地元はリコールレベルの拒絶反応

 7月23日に開幕した東京オリンピック。数々のドラマが展開されてきたけれど、その全てを持っていってしまった、いや、全てを台無しにしかねない愚行に出たのが、名古屋市の河村たかし市長。

 表敬訪問したソフトボール日本代表・後藤希友選手に、わざわざ金メダルを自分の首にかけさせ、マスクを外してその金メダルに直でガブリと噛みついたのだ。集まったメディアもあ然としたその無作法かつ不衛生な行動は、あっという間に大炎上。「キモすぎて無理」「完全にハラスメント」「うわーーーーーーっド変態」など、言葉にならないような反応がSNSに殺到。その影響の大きさにさすがに焦ったのか、市長は「最大の愛情表現だった」という誰ひとり納得できない釈明とともに「ごめんなさい」と謝罪。でも、波紋は広がるばかりだとか。

「各界のメダリストやアスリート、芸能人たちからも、信じられない行動であり、とても気持ちの悪い行為だという非難が鳴りやみません。こうした炎上はだいたい翌日には落ち着くのものですが、河村市長の行動は翌日もトレンド上位に。『菌メダル』という不名誉なワードと相まって、金メダルを獲得したアスリート以上に注目を集めています。地元の人からも『同じ県民としてこれ以上ない恥ずかしさ』という声が出ており、元競泳金メダリストの北島康介さんからは、表敬訪問する意味がわからないという意見も上がっています。メダルを噛む以前にメダリストに金メダルを自分の首にかけさせる行為が完全にパワハラではないのか?という声もどんどん大きくなっており、ちょっとこれは”喉元過ぎれば”で終わる話ではないかもしれませんね」(週刊誌ライター)

 そして5日にはついに、後藤選手が所属するトヨタ自動車が「今回の不適切かつあるまじき行為は、アスリートへの敬意や称賛、(新型コロナウイルス)感染予防への配慮が感じられず、大変残念に思う。河村市長には責任あるリーダーとしての行動を切に願う」とお怒りコメント。これが発表されたことで、地元では河村市長に”責任ある行動”を促す声が上がってきたのだとか。

「責任ある行動とは辞任ですね。今回の騒動には地元の人たちも呆れ、本当に恥じています。そして何といってもトヨタ自動車は東海地区のラスボス。名古屋市長も愛知県知事も頭が上がりません。関連企業で働く人たちも加えれば数え切れないほどの有権者がいます。そんなトヨタが怒ったわけですから、ちょっとしたリコール運動の比ではないほどの批判と同じ。名古屋市内では『河村辞めたほうがいい』という声も聞かれるようです」(前出・週刊誌ライター)

 コロナ禍でマスクを外して他人の「宝物」を無断で直に噛むなんてありえない話。考えれば考えるほどキモいけど、はたしてどんな責任の取り方をされるのだろうか。

(飯野さつき)

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