高須院長そっちのけ?「リコール事件」秘書書類送検で鋭すぎるツッコミ

 大阪府の吉村知事が応援したことでも話題となった、大村秀章・愛知県知事のリコール運動。ところが、集まった43万5000人の署名のうち83.2%が無効であることが判明し、事態は一変。リコール団体事務局長が署名偽造の疑いで逮捕される事件に発展した。

 その後、しばらくは続報がなかったが11月16日、運動団体の会長を務めていた高須クリニック・高須克弥院長の68歳の女性秘書と50代の女性の2人が地方自治法違反(署名偽造)容疑で名古屋地検に書類送検されていたことが報じられ、再びこの問題が注目されることに。 

 高須氏は、新聞社の取材に対して「私は偽造は承知していなかった。全面的に捜査にも協力するし、必要があれば私自身も喜んで聴取に応じる」と述べ、改めて身の潔白を主張したそうだが、今回の報道では別の意味でモヤモヤ感や違和感を覚える人が続出したのだという。

「はっきり言って事件の内容とは関係ありませんが、今回、高須院長の秘書らが書類送検されたニュースで、ほとんどのメディアが『高須克弥氏の女性秘書らを書類送検』と報じたんです。すると、多くの人から『女性というのは不要ではないなのか』という意見が上がった。女優も俳優と表記される傾向が強まっているように、男女を分ける表記がどんどん淘汰されている中、わざわざ『女性秘書』と表記するのはメディアに古い体質がまだ残っているという批判なんです。そうした指摘を受け『なるほど』『確かにそうですね』『女性と書けば興味を示す人が多いというメディアのずるいところだと思う』『まだ男女差別はなくならないですね』など、様々な声が上がっていました」(女性誌ライター)

 署名偽造の罪が男女で違うならともかく、そんなことがあるはずない。メディアの旧体質が滲み出ていると揶揄されても仕方がないだろう。他山の石としたい。

(山田ここ)

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