「そんなん普通でした」上沼恵美子が長澤まさみの“パワハラ報道”に言及

 上沼恵美子(66)が6日、「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演し、自身が若手時代に受けたいじめにまつわるエピソードを告白した。

 番組では一部週刊誌で報道された女優・長澤まさみ(34)によるマネージャーへの“パワハラ疑惑”が話題に。長澤のプロ意識の高さゆえ、マネージャーへの指導が行き過ぎた行為に発展してしまったのではないかという番組の見解に上沼は「今の世の中って『なんとかハラ、なんとかハラ』って言われるから難しいですよね」とハラスメントに敏感な世の中になったことを指摘し、「長澤さんの肩を持つんじゃないですけど」とあくまでも中立な立場で、芸能マネージャーという職種においてのハラスメント問題は少し特殊で難しいという持論を展開した。

 パワハラ被害を主張するマネージャー側の気持ちも理解できるという上沼は、長く芸能界に身を置く中で、理不尽な出来事が幾度もあったと自身の経験を振り返り、話題は芸能界の先輩や同期からさまざまないじめや嫌がらせを受けたことにまで及んだ。
 
 昔の芸能界では「そんなん普通でした」と、さまざまないじめやいびりを受けたという上沼だが、舞台の本番前に化粧道具を隠されたこともあったという。出番前の化粧台から化粧品を全て隠された上沼は、「私は素顔でもきれいやから良かったけど」と仕方なくすっぴんで登壇したというが、当時コンビを組んでいた実の姉・海原万里にはある問題が。上沼は「ブサイクの問題じゃなくて、お姉ちゃん眉がないんですよ」「(舞台に出て)ハッと見たら、お姉ちゃんビックボールペンで眉描いてたんですよ、なんちゅう顔や」と当時の理不尽ないじめがきっかけで起きた笑えるエピソードを披露し出演者を沸かせた。
 
 厳しい芸能界で長年活躍する上沼が「そんなん普通」と笑ってはねのけて見せたように、長澤の“パワハラ疑惑”の一件も芸能界では当たり前の出来事なのかもしれない。しかし、音をあげたマネージャーを“業界失格”とみなすのではなく、芸能界全体がハラスメントのないクリーンな業界になっていくべきだろう。

(浜野ふみ)

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