「そんな安くねえからな!」眞鍋かをりが性加害と枕営業疑惑に持論

 タレントの眞鍋かをり(41)が4月24日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)に出演。芸能界で噂される枕営業の実態に関して持論を語った。この日の放送では相次いで報じられた日本映画界の「性加害」を取り上げ、司会を務める黒木千晶アナが「ストレートにお伺いします」と芸能界での枕営業の有無を眞鍋に尋ねる場面があった。

 眞鍋は枕営業について「ある、でしょうね。っていう感じですね。ほんとに昔から噂みたいなものはたくさん聞きますし。ただこういう風に表に出てきても、結局個人戦で終わってしまうんですよ。『アイツが悪い』で今まで終わらせてしまっていたのが、ようやく業界として、『これを見過ごしてる業界が悪い』と言う人が出てきたので、そうなれば少し変わってくるチャンスもあるのかなと思うんですけど」と一連の性加害報道をきっかけに転換期が来るのではと持論を展開。眞鍋は自身の経験について「私は多分それをうまく立ち振る舞って逃げてこられたタイプではあるんですけど、それをちょっと偉いと思っちゃってたところもあったんですよ、若いときは。そういうことって逆に自分の首を絞めるというか。『自分は被害にあわなかった』『スルーできた、ラッキー』って思ってても、結局仕事が決まると『あいつ、枕やって仕事取った』って言われるんですよね」と業界に身を置く以上、疑惑がつきまとってきたという。

 被害を告発することについて眞鍋は「結構前なんですけど、公の場で、こういう事があるから、仕事辞めたいですみたいなことをちょっと言ったことがあるんですよ。なんか告発したみたいな空気になって…」と自身も意見した経験があると振り返った。しかし、当時は周りの理解がなかったようで、「蓋を開けてみたら、私が実際にそういうことをやってて、告発したみたいな。で結局誰も助けてくれる人もいないし。私が泥をかぶって終わったみたいな形になってしまったので、こういうことに対してなんか言うのって馬鹿馬鹿しいなってその時思ってしまったんですよね」と自身にあらぬ疑いがかけられてしまった経験を明かした。

 一連の性加害スキャンダルは映画界での出来事だが、バラエティの現場も例外ではないという。眞鍋は「女優さんが役ほしいからとかじゃなくても、ちっちゃいちっちゃいバラエティの端っこの方でもあります、そういうことは。私、『委員会のこの席ゲットするためにプロデューサーと寝た』とか言われてますもん、どこかで。探したら絶対何人か言ってますもん。そんな安くねえからな!」と冗談ながらに語りスタジオを笑わせた。

 枕営業などせず、実力のみで眞鍋がキャスティングされているという説得力がトーク力からも感じられる放送となった。

(浜野ふみ)

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