「吉本との契約終了はてっきり、本人からの申し出かと思ったら、事実上の“クビ宣告”だったことが判明して、お笑い業界には波紋が広がっています。これまでは『ギャラが安い』『取り分が少ない』などの不満をネタにしていましたが、今後は“粛清”を恐れて会社批判は鳴りをひそめることになりそうです」（放送作家）
あまりに不可解だった極楽とんぼ・加藤浩次（51）の契約解消劇。MCを務める3月10日の「スッキリ」（日本テレビ系）でも「僕自身が発案したエージェント契約だったから続けたかった部分もあるんだけど会社の方から言われたら『NO』というわけにも…」と、あくまで会社側からの要望で、契約終了になったと説明。「ビックリしている」と心境を明かしていた。
「エージェント契約に移行しても加藤さんと吉本の関係は良好だっただけに衝撃ですよ。トップの大﨑洋会長も『週刊新潮』の対談記事で明かしていますが、『まだやめへんの』『嫌やったらやめたらええやん』と冗談を言えるような関係でした。会社が加藤さんを切ろうとしているなら、こんな冗談言えませんからね。ふと頭によぎったのは、何かとんでもない不祥事の火種がくすぶっているのではないかという疑惑。人格者の加藤さんに限ってそんなことはないと思いますが、じつは3月に入って、人気芸人の爆弾級スキャンダルに関する噂が広まっていたんです」
こう話すのは芸能関係者。彼が注目するのは2月27日に発売された「実話ナックルズ」4月号に掲載された「あの人気芸人Xが闇金メンバーとして逮捕されていた」というタイトルのスクープ記事だった。
「まさか…と思って記事を読み返したのですが、やはり加藤さんとは別人ですよ。なんでも、Xは多くの賞レースに参加する実力派芸人で、そのキャリアは10年ほどと推察されます。かなり昔の話とはいえ、まだ芸人になる前のXは闇金業者で取り立て業務を担当し、その後、グループは摘発を受けたそう。当然、Xも逮捕され、裁判を受けたそうですが、債務者との和解も済ませたことで微罪扱いに。この犯歴については所属事務所も把握していて、いつ暴露報道が出るかヒヤヒヤしているそう。本人も『バレたら引退』と覚悟しているようですが、現在も芸人同士の金の貸し借りに関与しているようで周囲から不安視されているとか」（前出・芸能関係者）
気になる闇金芸人Xの正体だが、今もバラエティ番組に引っ張りだこで“天然キャラ”を売りにしているという。EXITの兼近大樹（29）は過去の“悪行”を洗いざらい話して逆に好感度を上げた。闇金芸人Xも堂々と芸能界で更生の道を歩んでほしいものだが…。
（倉田はじめ）
